MemberProperty
は、行、列または視点(POV)内のディメンション・メンバーのメンバー・プロパティ値を返します。この関数を使用して、テキスト行またはテキスト列またはテキスト・ボックスのメンバー・プロパティを表示できます。
構文:
MemberProperty("Grid", "Dimension", Row/Col,
"Property"
)
プロパティは、次のいずれかになります。
属性ディメンション(Pkg Typeなど) - 関連する属性ディメンション・メンバー
UDA - ユーザー定義属性
注:
Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ・ソースの場合、メンバーに複数のUDAが関連付けられているときは、オプションの索引パラメータを挿入して特定のUDAを返すことができます。構文は次のとおりです: MemberProperty("Grid", "Dimension", Row/Col, "UDA", (index number))
Generation
Level
IsExpense - 勘定科目タイプが費用タイプかどうかを示すtrue/falseフィールド
AccountType - Essbaseデータ・ソースの場合は「費用」または「費用以外」、他のEPM Cloudデータ・ソースの場合は「収益」、「費用」、「資産」、「負債」、「資本」、「費用以外」
摘要 - EPM Cloudデータ・ソースのメンバー摘要
別名表 – メンバー用に表示される代替別名表の名前
基本通貨 - Financial Close and Consolidationデータ・ソースの場合、エンティティ通貨を表示します
注:
パラメータ定義については、テキスト関数のパラメータを参照してください。
例:
メンバーの関連属性メンバーを返す:
現在の行のProductディメンション・メンバーのPkg Type関連属性メンバーを返します。この構文は、Productメンバーと同じ行のテキスト・セルに配置されます
MemberProperty("Product", "Pkg Type")
結果は次のようになります。
メンバーのすべてのUDAを返す:
現在の行のMarketディメンション・メンバーのUDAを返します。この構文は、Marketメンバーと同じ行のテキスト・セルに配置されます。
MemberProperty("Market","UDA"):
結果は次のようになります。
メンバーの特定のUDAを返す:
現在の行のProductディメンション・メンバーの特定のUDAを返します。この構文は、Marketメンバーと同じ行のテキスト・セルに配置されます。
メンバーに2つのUDAが関連付けられている場合("Major Product"および"Market Leader")、次のテキスト関数の構文は最初のUDA ("Major Product")を返します。
MemberProperty("Product", "UDA", (1) )
結果は次のようになります。
メンバーの他のプロパティを返す:
現在の行のMeasuresメンバーのGeneration、LevelおよびIsExpenseプロパティを返します。この構文は、Measuresメンバーと同じ行のテキスト・セルに配置されます。
MemberProperty
("Measures", "Generation")
MemberProperty
("Measures", "Level")
MemberProperty
("Measures", "IsExpense")
注:
グリッド・セルでMemberProperty
を使用するが、行または列を指定しない場合は、現在の行または列がデフォルトで使用されます。
メンバーの代替別名を返す:
行内の現在のProductメンバーの代替別名表を使用して、メンバーの別名を返します。
この構文は、Productメンバーと同じ行のテキスト列に配置されます。
MemberProperty("Product", "GermanNames")
注:
グリッド・セルでMemberPropertyを使用するが、行または列を指定しない場合は、現在の行または列がデフォルトで使用されます。