複数のデータ・ソースが含まれているレポートまたはブックのバースティング定義を作成できます。単一のPOV選択で複数のデータ・ソースが反映されるように、データ・ソース全体に共通ディメンションが組み込まれます。
バースティングPOVディメンションでは、共通メンバーを持つ共通ディメンションにより、共通ディメンションおよびメンバー全体の複数のデータ・ソースにバースティングが適用されます。
グローバル・ディメンションでは、共通メンバー選択のある共通ディメンションにより、複数のデータ・ソースに適用される共通POVディメンションのメンバー選択が保持されます。
共通POVディメンションを持つレポートで複数のデータ・ソースを使用し、出力に公開する例を示します。例で使用されるデータ・ソースは次のとおりです。
Sample Model 2: 変更されたNarrative Reportingサンプル・モデルで、3つのディメンションがPlanning Vision Plan1アプリケーションまたはキューブのディメンション名に一致するように名前が変更されています。
Planning: Planningビジネス・プロセスのサンプル・アプリケーションおよびキューブ。
3つの共通ディメンションは次のとおりです。
シナリオ : 「実績」および「プラン」メンバーが共通です。シナリオ・ディメンションは、バースティングPOVディメンションに使用されます。
エンティティ : 「エンティティ合計」がデータ・ソース間の唯一の共通メンバーです。選択のみ表示が有効な状態で選択されています。したがって、レポートで選択可能なPOVディメンションやバースティングPOVディメンションではありません。
勘定科目 : 勘定科目には共通メンバーはありません。レポートのグローバルPOVでNI (Planning)が選択され、Sample Model 2グリッドのローカルPOVに340000が選択されています。
Multi_Source_Reportというレポートを示します。
次の例で使用されるレポートは次のとおりです。
グリッド - Narrativeレポートは、「Sample Model 2」データ・ソースを使用します
グリッド - Planningレポートは、「Planning」データ・ソースを使用します
Sample Multi Source Reportには2つのグリッドがあり、1つは「Sample Model 2」データ・ソースを使用し、もう1つは「Planning」データ・ソースを使用します。
バースティングPOVディメンションは、両方のデータ・ソースのシナリオ・メンバーごとにレポートを実行します。
グローバル・ディメンションは、両方のデータ・ソースの残りのPOVディメンションのメンバー選択を定義します。
次の点に注意してください。
バースティングPOVディメンションの選択はシナリオに設定されており、シナリオPOVは実績およびプランに対して実行されます。
通貨およびバージョン・ディメンションは、どちらもグローバルPOVディメンションにあります。
バースティング定義出力が表示されます。
次のイメージは、シナリオ : 実績の統合された出力ファイルを示しています
次のイメージは、シナリオ : プランの統合されたもう1つの出力を示しています