Truncate
は、指定した桁で数値を除去する算術関数です。
構文:
Truncate(arg1,integer)
arg1は、次のいずれかの値です。
Integer
には、除去する桁数を指定します。
正のinteger
は、小数点の右側の桁数を決定します。
ゼロ(0)のinteger
は、小数点の左側にある整数を返します。
負のinteger
は、小数点の左側の桁数を示します。
次に例を示します。
次の文は、正の整数3を使用しています。小数点以下3桁が残され、それに続く桁は除去されます。
Truncate(3594.5567,3)=3594.556
次の文は、ゼロ(0)の整数を使用しています。小数点以下のすべての桁が除去されます。
Truncate(3594.5567,0) = 3594
次の文は、負の整数-2を使用しています。小数点以下のすべての桁が除去され、整数の下2桁が切捨てされます。
Truncate(3594.5567, -2) = 3500
注:
セル、列または行に事前に適用されている書式は、Truncate
関数を使用した場合も維持されます。次の例は、値を小数点以下3桁まで表示するように事前に書式設定されているセルに対するTruncate
関数の結果を示しています: Truncate(234.567, 0) = 234.000