Truncate

Truncateは、指定した桁で数値を除去する算術関数です。

構文:

Truncate(arg1,integer)

arg1は、次のいずれかの値です。

引数 摘要

数値

数値。たとえば、234.567。

数値引数を参照してください。

行、列またはセルの参照

グリッド内の行、列またはセルへのポインタ。

関数

埋込み関数。

算術関数を参照してください。

Integerには、除去する桁数を指定します。

  • 正のintegerは、小数点の右側の桁数を決定します。

  • ゼロ(0)のintegerは、小数点の左側にある整数を返します。

  • 負のintegerは、小数点の左側の桁数を示します。

次に例を示します。

次の文は、正の整数3を使用しています。小数点以下3桁が残され、それに続く桁は除去されます。

Truncate(3594.5567,3)=3594.556

次の文は、ゼロ(0)の整数を使用しています。小数点以下のすべての桁が除去されます。

Truncate(3594.5567,0) = 3594

次の文は、負の整数-2を使用しています。小数点以下のすべての桁が除去され、整数の下2桁が切捨てされます。

Truncate(3594.5567, -2) = 3500

注:

セル、列または行に事前に適用されている書式は、Truncate関数を使用した場合も維持されます。次の例は、値を小数点以下3桁まで表示するように事前に書式設定されているセルに対するTruncate関数の結果を示しています: Truncate(234.567, 0) = 234.000