問合せトラッキングを使用した集約の実行

十分な量の問合せを実行したら、問合せトラッキング情報を使用して集約プロセスを実行できます。

問合せトラッキング情報を使用して集約プロセスを実行するには:

  1. エンタープライズ・ビュー「Planning」を展開し、ASOアプリケーションを展開してASOキューブを右クリックし、「集約の実行」を選択します。
  2. 「集約アクションの実行」ダイアログ・ボックスで「問合せデータを基準にしますか?」を選択して「OK」をクリックします。
    この操作は完了に時間がかかることがあります。
Calculation Managerは、実行集約プロセスの失敗の原因となる可能性のある次の状態がないかチェックします:
  • 問合せトラッキングが有効でないか、問合せトラッキング・データがない場合、警告メッセージが表示されます。問合せトラッキング・オプションを使用することはできませんが、集約を処理することはできます。問合せトラッキング情報を使用するには、問合せトラッキングを有効にするか、問合せトラッキング方法を生成する操作を実行する必要があります。
  • Oracle Essbaseでは、複数のデータベース・スライスが存在する場合、ASOキューブに対して集約ビューは作成できません。警告メッセージが表示され、スライスをマージするまで集約を実行することはできません。

    この場合、エンタープライズ・ビューでキューブ・ノードを右クリックし、「マージ・データ」「すべて」「値がゼロのセルを削除」の順に選択します。マージですべての追跡された問合せ情報がクリアされます。そのため、問合せトラッキング情報を生成する操作を実行する必要があります。

  • 集約がすでに存在する場合、警告メッセージが表示されます。

    この場合、「OK」をクリックして、「情報」ダイアログ・ボックスで次のいずれかを行います。

    • 「OK」をクリックし、既存の集約データを削除して集約プロセスを再実行します。
    • 「取消し」をクリックし、既存の集約をクリアして問合せトラッキング情報を生成する操作を実行します。

    集約をクリアするには:

    1. ASOキューブを右クリックし、「クリア」「すべての集約」の順に選択します。
    2. 「データベースの集約のクリアの確認」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。