アウトラインの確認

エラーがないか、Oracle Essbaseアウトラインを確認できます。

アウトラインの確認プロセスでは、アウトライン・タイプ(集約ストレージまたはブロック・ストレージ)が考慮され、各タイプのルールに従ってアウトラインが確認されます。アウトラインのエラーがなくなると、メンバー式が確認されます。

アウトラインを確認するには:

  1. システム・ビューで、「データベース・プロパティ」アイコンをクリックします。

  2. エンタープライズ・ビューで、Planningアプリケーション・タイプ、アプリケーション、およびアウトラインを確認するプラン・タイプの順に展開します。

  3. プラン・タイプを右クリックして、「アウトラインの検証」を選択します。

アウトラインの確認時に、Essbaseによって次のアイテムが確認されます。

  • すべてのメンバーおよび別名が有効です。メンバーおよび別名は、他のメンバー、別名、世代またはレベルと同じ名前にできません。

  • 1つのディメンションのみを、勘定科目、時間、通貨タイプまたは国としてタグ付けできます。

  • 共有メンバーが有効です。

  • レベル0メンバーがラベルのみとしてタグ付けされていません。

  • ラベルのみのメンバーに式が割り当てられていません。

  • 通貨カテゴリおよび通貨名が、通貨アウトラインに対して有効です。

  • 疎ディメンションの「動的計算」メンバーに、100を超える子がありません。

  • 親メンバーに1つの子があり、子が「動的計算」メンバーの場合、親メンバーも「動的計算」である必要があります。

  • 親メンバーに1つの子があり、子が「動的計算」、2パス・メンバーの場合、親メンバーも「動的計算」、2パスである必要があります。

  • ブール属性ディメンションの2つのメンバー名が、アウトラインに定義された2つのブール属性ディメンション・メンバー名と同じです。

  • 日付属性ディメンションのレベル0メンバー名は、日付形式名設定(mm-dd-yyyyまたはdd-mm-yyyy)と一致する必要があります。ディメンション名がレベル0メンバーであるためディメンションにメンバーがない場合、ディメンション名は設定と一致する必要があります。

  • 数値属性ディメンションのレベル0メンバー名が数値です。ディメンション名がレベル0メンバーであるためディメンションにメンバーがない場合、ディメンション名は数値である必要があります。

  • 属性ディメンションがアウトラインの末尾にあり、すべての標準ディメンションの後にあります。

  • 標準ディメンションのレベル0の「動的計算」メンバーに式があります。

  • メンバーの式が有効です。

  • ハイブリッド分析アウトラインで、ディメンションのレベル0メンバーのみをハイブリッド分析対応にできます。

アウトラインの確認中、Essbaseでは、適切な数値属性ディメンション・メンバー名に対して次の変換も実行され、それらがアウトラインに表示されます。

  • メンバー名のマイナス記号を名前の前から末尾に移動します。たとえば、–1が1–になります。

  • メンバー名の先行または末尾のゼロは削除されます。たとえば、1.0は1、00.1は0.1になります。