複数期間のオープン・バッチの作成

オープン・バッチ機能を使用すると、複数期間のファイルベースのデータ・ソースを読み取り、ファイル名に応じて適切なPOVにインポートできます。この機能によって、多数のファイルをロードするプロセスを自動化できます。複数期間のオープン・バッチにジョブを含めることはできません。また、複数期間のオープン・バッチは定期的に実行するようにスケジュールできます。

オープン・バッチ複数期間ロードのファイルは、inbox\batches\openbatchmlディレクトリに格納されています。

複数期間バッチ・ファイルの名前は、次に示すセグメントで次の順序で構成されます:

  • ファイルID - ロードの順序を制御するためのフリーフォームのフィールドです。バッチ・ファイルは、ファイル名のアルファベット順にロードされます。

  • ロケーション

  • カテゴリ

  • 開始期間

  • 終了期間

  • ロード方法 - 2文字のアイテム(文字1 = 追加または置換、文字2 = ターゲットの追加または置換)。有効な値はARです。

複数期間のオープン・バッチのファイル名の例:

a_Texas_Actual_ Jan-2004_ Jun-2004_RR.txt (Loc, Cat, Start Period, End Period)

および

b_TexasDR1_ Jan-2004_ Jun-2004_RR.txt (Data Rule, Start Period, End Period)

オープン・バッチを作成して処理するには:

  1. 「設定」タブの「バッチ」で、「バッチ定義」を選択します。
  2. 「バッチ定義」サマリー領域で、「追加」をクリックします。

    「バッチ定義」サマリー・グリッドで空白の「名前」フィールドおよび「ターゲット・アプリケーション」フィールドを使用して、バッチ名または検索対象のターゲット・アプリケーションを入力します。

  3. バッチ定義の詳細セクションで、「定義」タブを選択します。
  4. 「名前」に、バッチ定義の名前を指定します。
  5. 「ターゲット・アプリケーション」から、ターゲット・アプリケーションの名前を選択します。
  6. 「タイプ」から、「オープン・バッチ複数期間」を選択します。
  7. 「実行モード」ドロップダウンで「シリアル」を選択します。

    シリアル実行モードでは、ファイルは順に処理され、1つのファイルのプロセスが完了するまで、次のファイルのプロセスは開始されません。

  8. 「オープン・バッチ・ディレクトリ」inbox\batches\openbatchmlサブディレクトリの下にフォルダを指定します。インポートされるファイルはここにコピーされます。このフィールドが空白またはnullの場合、inbox\batches\openbatchml内のすべてのファイルが処理されます。
  9. 「オープン・バッチ」タイプの「ファイル名セパレータ」で、バッチ・ファイル名の5つの部分を区切るために使用する文字を選択します。

    オプション:

    • ~

    • @

    • ;

    • _

  10. 「データ・ルールの自動作成」を選択すると、ファイルベースのデータ・ロードのためにデータ・ルールが自動的に作成されます。

    データ管理がデータ・ルール名を割り当てるとき、"Location_Category"という名前のデータ・ルールが存在するかどうかを確認します。この名前が存在しない場合、データ管理は、次のファイル命名規則を使用してデータ・ルールを作成します:

    • ルール名 — Location_Category

    • 説明 - "Auto-created data rule"

    • カテゴリ - カテゴリ

    • ファイル名 - Null

    • モード — 置換

    特定のカテゴリに基づいてデータをロードする事前定義済データ・ルールを使用するには、このフィールドを空白にしておきます

  11. オプション: 「説明」フィールドで、バッチ定義の説明を入力します。
  12. 「保存」をクリックします。
  13. 次のいずれかの方法を使用して、ファイルベースのデータ・ソース・ファイルをinbox\batches\openbatchにコピーしてステージングします。
    • 事前定義済データ・ロード・ルール - 特定のカテゴリに基づいてデータをロードする事前定義済データ・ルールを使用するには、「バッチ定義」画面の「データ・ルールの自動作成」フィールドを空白にしておき、データ・ロード・ルールを作成します(データを抽出するためのデータ・ロードのルールの定義を参照)。

      オープン・バッチで連続していない期間にロードする必要がある場合、ソース期間マッピングが定義されているデータ・ルールを作成し、このオプションを使用します。

      次に、FileID_RuleName_Period_LoadMethodという形式でオープン・バッチ・ファイル名を作成します。ファイルIDは、ロードの順序を制御するために使用できるフリーフォームのフィールドです。バッチ・ファイルは、ファイル名のアルファベット順にロードされます。

      ロード方法は、ロード方法を示す2つの文字コードで定義されます。1つ目のコードはソース・ロードの追加方法または置換方法を表し、2つ目の文字はターゲット・ロードの累計方法または置換方法を表します。

      ソースのロード方法では次の値を使用できます:

      • A — 追加

      • R — 置換

      ターゲットのロード方法では次の値を使用できます:

      • A — 累計

      • R — 置換

      オープン・バッチ・ファイル名の例: a_Texas_Actual04_Jan-2004_RR.txtおよびb_Texas_Actual04_Jan-2004_RR.txt

    • 自動作成データ・ロード・ルール - 任意のロケーションのカテゴリにデータをロードし、データ管理でデータ・ロード・ルールを自動的に作成するには、FileID_Location_Category_Period_LoadMethodという形式でオープン・バッチ・ファイル名を作成します。

      この場合、データ管理は"Location_Category"という名前のデータ・ルールを検索します。これが存在しない場合、データ管理は"Location_Category"という名前のデータ・ルールを自動的に作成します。

      データ・ルールの自動作成は連続した期間のロードにのみ適用されます。連続していない複数の期間にロードするには、ソース期間マッピングが定義されているデータ・ルールを作成します。

  14. オプション: オープン・バッチ・ファイルに任意のスケジュール条件を適用します。

    ジョブのスケジュールを参照してください。

  15. 「ワークフロー」タブの「その他」で、「バッチ実行」を選択します。
  16. 「バッチ実行」サマリー領域で、オープン・バッチ・ファイルを選択し、「実行」をクリックします。

    オープン・バッチが処理されると、ディレクトリが作成され、openbatchディレクトリ内のすべてのファイルがそのディレクトリに移動します。新規ディレクトリには一意のバッチIDが割り当てられます。

    注:

    オープン・バッチ機能はAccount Reconciliation Managerでは使用できません。