ロケーションの定義

ロケーションは、データ・ロードがデータ管理で実行されるレベルです。ロケーションを定義することにより、データのロード先を指定できます。さらに、ロケーションによって、ディメンショナリティが同じである複数のターゲット・アプリケーションに対して同一のインポート・フォーマットを使用できます。

ロケーション機能では、統合オプション機能を使用して、フリー・フォーム・テキストまたは値を指定することもできます。ロケーションについて入力したテキストまたは値は、データ管理スクリプトで使用できます。

注:

同じソース・システムとアプリケーションを組み合せて、重複するロケーションを作成できます。

インポート・ロケーションを作成、変更、および削除するには:

  1. 「設定」タブの「統合設定」で、「ロケーション」を選択します。

  2. 「ロケーション」で、「追加」をクリックします。

  3. 「ロケーション詳細」「名前」にロケーション名を入力します。

  4. 「インポート・フォーマット」にインポート・フォーマットを入力します。

    インポート・フォーマットはソース・ファイルの構造を表し、ソース・ファイルのインポート・ステップで実行されます。データ管理では、ソース・データに直接接続はできないが、テキスト・ファイルにソース・データを持つユーザーのため、ファイルベースのインポートがサポートされています。ロケーションとともに使用するには、対応するインポート・フォーマットが存在する必要があります。

    さらに:

    • ソース・システムはインポート・フォーマットに基づき自動的に移入されます。
    • 「ソース」フィールドに、インポート・フォーマットに基づいてソース・アプリケーションが表示されます。

    イメージは「検索」ボタンを示しますをクリックしてインポート・フォーマットを選択することもできます。

    インポート・フォーマットの詳細は、ファイルベース・マッピングのインポート・フォーマットの定義を参照してください。

  5. 「ターゲット・アプリケーション」で、このロケーションに関連付けるターゲット・アプリケーションを指定します。

    イメージは「検索」ボタンを示しますをクリックしてターゲット・アプリケーションを検索することもできます。

  6. 「機能通貨」で、そのロケーションの機能通貨を指定します。

    注:

    Financial Consolidation and CloseおよびTax Reportingのユーザーの場合: 通貨が固定されている場合に、エンティティ通貨ではなく実際の通貨に対してデータをロードするには、「ロケーション」オプションの「機能通貨」フィールドで通貨を設定します。インポート・フォーマットに「通貨」行を追加してマップすることもできます。インポート・フォーマットの定義を参照してください。

    Financial Consolidation and Closeでは、親入力、コントリビューション入力および換算通貨入力をこのフィールドで指定し、仕訳を作成してエンティティ通貨以外の異なる通貨に転記することもできます。

  7. 「親のロケーション」に、ロケーションに割り当てられた親を入力します。

    親マッピングは他のロケーションとのマッピングの共有に使用されます。親ロケーションにマッピングを入力します。関連するロケーションが同じマッピングを使用できます。複数のロケーションが親を共有できます。この機能は、複数のロケーションが勘定科目の1つのチャートを使用している場合に役立ちます。子または親のマッピング表を変更すると、子と親のすべてのロケーションに適用されます。

  8. Financial Consolidation and Close連結ディメンションの場合のオプション: 「連結値」に、FCCS_Entity Inputエンティティと関連付けられている連結ディメンションをロードできます。または、複数通貨アプリケーションを使用している場合、別々のソース・メンバーに異なる上書きレートまたは金額をロードできます。

    連結ディメンションを使用すると、次に示す、連結プロセスの各ステージの実行に使用する詳細をレポートできます。

    • FCCS_Entity Input - 金額は、基本エンティティの入力を表します。仕訳のために、親エンティティに追加することも可能です。
    • FCCS_Amount Override - 上書き金額のロードに使用されます。
    • FCCS_Rate Override - 為替レートのロードに使用されます。

    デフォルトで、連結ディメンション値は、FCCS_Entity Inputエンティティと関連付けられています。

    選択されたデータ・ロードで、一度に1つの連結ディメンション値にロードできます。

    イメージには、連結ディメンション値の「メンバー・セレクタ」画面が表示されています。

    注:

    Tax Reportingアプリケーションの場合、レート・キューブに連結ディメンションはありません。このため、Tax Reportingアプリケーションの為替レートをロードできるように、このフィールドを空白のままにします。
  9. オプション: 「ロジック勘定科目グループ」で、ロケーションに割り当てる論理勘定科目グループを指定します。

    ロジック・グループには、ソース・ファイルがロードされた後に生成される1つ以上のロジック勘定科目が含まれます。論理勘定はソース・データから導き出される計算済勘定です。

    ロジック・グループの値のリストは、作成先のターゲット・アプリケーションに基づいて自動的にフィルタされます。

  10. オプション: 「確認エンティティ・グループ」で、ロケーションに割り当てる確認エンティティ・グループを指定します。

    確認エンティティ・グループをロケーションに割り当てた場合、確認レポートは、グループで定義されているすべてのエンティティについて実行されます。確認エンティティ・グループをロケーションに割り当てない場合、確認レポートは、ターゲット・システムにロードされたエンティティごとに実行されます。データ管理の確認レポートは、ターゲット・システム、データ管理ソース・データまたはデータ管理の変換済データから直接値を取得します。

    確認エンティティ・グループの値のリストは、作成先のターゲット・アプリケーションに基づいて自動的にフィルタされます。

  11. オプション: 「確認ルール・グループ」で、ロケーションに割り当てる確認ルール・グループを指定します。

    システム管理者は、確認ルールを使用してデータの整合性を強化します。確認ルールのセットが確認ルール・グループ内に作成され、確認ルール・グループがロケーションに割り当てられます。続いて、データがターゲット・システムにロードされた後、確認レポートが生成されます。

    確認ルール・グループの値のリストは、作成先のターゲット・アプリケーションに基づいて自動的にフィルタされます。

  12. 「保存」をクリックします。

  13. オプション: 次のタスクを実行します:

    • 既存のロケーションを編集するには、変更するロケーションを選択し、必要に応じて変更を加えます。次に、「保存」をクリックします。

    • ロケーションを削除するには、「削除」をクリックします。

      削除したロケーションは、「データ・ロード」など、他のすべてのデータ管理画面から削除されます。

    ヒント:

    ロケーション名でフィルタするには、フィルタ行が列ヘッダーの上に表示されていることを確認します。(フィルタ行を切り替えるには、例による問合せボタン。をクリックします。)次に、フィルタに使用するテキストを入力します。

スクリプトで使用するフリー・フォーム・テキストまたは値を指定するには:

  1. 「設定」タブの「統合設定」で、「ロケーション」を選択します。

  2. 「ロケーション詳細」で、「統合オプション」タブをクリックします。

  3. 「統合オプション」「統合オプション1」-「統合オプション4」にフリー・フォーム・テキストまたは値を指定し、「OK」をクリックします。

    情報は、「ロケーション」表の「統合オプション」フィールドでアクセスできます。