Oracle NetSuiteへのソース接続の構成

NSPB Sync SuiteAppの保存された検索からOracle Enterprise Performance Management Cloudとの統合を開始するには、まずタイプが「NetSuite」のソース・システムを作成および登録します。

ソース・システムと接続情報を指定した後、ソース・システムを初期化して、NSPB Sync SuiteAppの保存された検索それぞれについてターゲット・アプリケーション・レコードを作成します。

注:

統合にアクセスするための、NSPB Sync SuiteAppの保存された検索のポリシーが変更されました。EPM CloudからNSPB Sync SuiteAppの保存された検索への接続を設定するために、基本認証ではなくトークン・ベース認証が必要になりました。基本認証資格証明は、リリース21.06で読取り専用になります。

Oracle NetSuiteソース・システムを追加するには:

  1. Oracle NetSuiteを起動します。
  2. Oracle NetSuiteホーム・ページから、「設定」「ユーザー/ロール」「アクセス・トークン」「新規」の順に選択します(新規トークンを作成します)。

    イメージは、Oracle NetSuiteホーム・ページを示します。

  3. アクセス・トークン・ページから、アプリケーション名として内部NSアプリケーションNS-PBCSを選択します。

    イメージは、アクセス・トークン・ページを示します。

  4. 「保存」をクリックし、このページからトークンIDおよびトークン・シークレットをコピーします。

    注:

    これらの値はこのタイミングでのみ表示されます。このページから離れた後は、これらの値にアクセスできません。

    イメージは確認ページを示します。

  5. NSPB Sync SuiteAppホーム・ページで、「統合」の下にある「データ管理」を選択します。

    イメージはナビゲータ・ページを示します。

  6. 「設定」タブの「登録」で、「ソース・システム」を選択します。
  7. 「ソース・システム」で、「追加」をクリックします。
  8. ソース・システム詳細を入力します:
    1. 「ソース・システム名」で、ソース・システム名を入力します。

      NSPB Sync SuiteAppの保存された検索アプリケーションに使用する名前を入力します(「NetSuite ERP」など)。

    2. 「ソース・システムの説明」に、ソース・システムの説明を入力します。
    3. 「ソース・システム・タイプ」で、「NetSuite」を選択します。
    4. 「ドリル・スルーURL」で、NSPB Sync SuiteAppの保存された検索システムへのドリル・スルー・リンクのURLハイパーリンクを入力します

      ドリルURLには次のフォーマットを使用します。

      https://<NetSuite Domain>/app/common/search/searchresults.nl

      Oracle NetSuiteドメインを取得するには、次のように起動します。

      https://rest.netsuite.com/rest/datacenterurls?account=<ACCOUNT>

      たとえば、アカウントが"TSTDRV1700457"の場合は、次のように入力します。

      https://rest.netsuite.com/rest/datacenterurls?account=TSTDRV1700457

      次のいずれかが返されます。

      {"webservicesDomain": "https://tstdrv1700457.suitetalk.api.netsuite.com"、"restDomain":"https://tstdrv1700457.restlets.api.netsuite.com"、"systemDomain":"https://tstdrv1700457.app.netsuite.com"}

      前述のsystemDomain urlの例を使用すると、ドリルURLは次のようになります。

      https://tstdrv1700457.app.netsuite.com/app/common/search/searchresults.nl?

      イメージは「ソース・システム」画面を示します。

  9. 「ソース接続の構成」をクリックします。
    「ソース接続の構成」画面を使用して、Oracle NetSuite接続情報が指定されます。

    データ管理では、Oracle NetSuiteに接続するためのトークンベース認証メソッドがサポートされます。トークンベース認証メソッドを使用する前に、(トークンベース認証のための)トークンの詳細があることを確認してください。データ管理で接続を構成する前に、この情報をOracle NetSuiteで定義する必要があります。

    トークンベース認証メソッドについては、ステップ10で説明します。

    基本(ユーザー)認証資格証明は使用可能ですが、リリース21.06で読取り専用になります。ユーザーベース認証の構成については、ステップ11で説明します。

  10. トークンベース認証を使用してNSPB Sync SuiteAppの保存された検索システムに接続するには、次のステップを実行します:

    この認証メカニズムでは、クライアント・アプリケーションがトークンを使用してAPI経由でNSPB Sync SuiteAppの保存された検索システムにアクセスでき、ユーザー資格証明を格納するためのRESTletやWebサービス統合が不要になります。

    1. 次を指定します。
      • コンシューマ・キー - コンシューマ・キーのタイプを指定します。コンシューマ・キー・タイプでは、接続でデフォルトのカスタマ・キーを使用するか、カスタム・カスタマ・キーを使用するかを決定します。カスタマ・キーは、コンシューマを識別するグローバルに一意の識別子です。これは、NSPB Sync SuiteAppシステムで生成されます。

      • コンシューマ・シークレット - カスタム・コンシューマ・キー・タイプの実装で使用されるコンシューマ・キーの所有権を確立するために使用するパスワードを指定します。

      • トークン - NSPB Sync SuiteAppの保存された検索システムで生成され、ユーザーの代理で保護されたリソースへのアクセス権を取得するために使用するトークン値を指定します。

      • トークン・シークレット — トークンの所有権を確立するために使用するパスワードを指定します。

      • アカウント - NSPB Sync SuiteAppの保存された検索WebサービスへのアカウントIDを指定します。

        アカウントIDは、アカウント・タイプを識別します(たとえば、アカウントが本番アカウントか、サンドボックス・アカウントか、またはリリース・プレビュー・アカウントか)。アカウント固有のドメインは、アカウントがホストされるデータ・センターに依存しません。アカウントが別のデータ・センターに移動された場合でも、ドメインは変更されません。

      • データ・センター — (フィールドは非推奨になり無視されます)。

    2. 「接続のテスト」をクリックします。
    3. 「構成」をクリックします。

      ソース・システム[ソース・システム名]構成が正常に完了しましたという確認メッセージが表示されます。

      イメージは「ソース接続の構成」ページを示します

  11. ユーザーベース認証を使用してOracle NetSuiteに接続するには、次のステップを実行します。
    1. 次のフィールドに資格証明を指定します。
      • ユーザー(名前)

      • パスワード

      • アカウントOracle NetSuite WebサービスへのアカウントIDを指定します。

        アカウントIDは、アカウント・タイプを識別します(たとえば、アカウントが本番アカウントか、サンドボックス・アカウントか、またはリリース・プレビュー・アカウントか)。アカウント固有のドメインは、アカウントがホストされるデータ・センターに依存しません。アカウントが別のデータ・センターに移動された場合でも、ドメインは変更されません。

        データ・センター — (フィールドは非推奨になり無視されます)。

      • (オプション)「役割」ID — Oracle NetSuiteからユーザーに割り当てられた役割IDを指定します。

        Oracle NetSuiteで1つのアカウントに対して複数の役割がある場合は、1つの役割IDを指定できます。

        データ管理では、ユーザー-パスワード認証のために役割IDが使用されます。

        Oracle NetSuiteから役割IDを取得するには、Oracle NetSuiteから設定ユーザー/役割役割の管理の順に選択します。デフォルトで表示されない場合は、ビューを編集してInternalID列を追加して表示するか、または役割詳細を開いてブラウザURLにそのIDを表示できます。

    2. 「接続のテスト」をクリックします。
    3. 「構成」をクリックします。

    イメージは「ソース接続の構成」画面を示します

  12. 「ソース・システム」画面で「初期化」をクリックします。

    初期化プロセスを使用して、NSPB Sync SuiteAppの保存された検索のメタデータ情報が抽出されます。

    初期プロセスを完了するには長時間かかる場合があります。進捗状況をジョブ・コンソールで観察できます。

  13. 「保存」をクリックします。