需要FTEでの生産性変化の係数化

管理者が「予想生産性向上係数」を有効にした場合は、「予想生産性」の値を使用して、「需要スケール」の生産性を上回るFTEの生産性に対する影響を考慮できます。たとえば、新しい自動化システムの取得またはプロセスの改善をプランニングし、生産性を向上させ、需要FTEに対する影響を削減します。

たとえば、FY16が、50人のコール・センター・オペレータが年間1,000件の電話を処理するというFTEのベースライン年であると仮定します:

数年にわたる「予想生産性」値の影響を示す表のスクリーンショット。数値については次の段落で説明します。

コール・センターへの電話数(需要ドライバ)がFY16からFY17に倍増すると予想しますが、新しい電話応答システムの購入も計画しており、これにより生産性が向上します。「予想生産性」を「前年の比率」の5%に設定します。これは5%の生産性向上を仮定します。したがって、電話数が2倍(1,000から2,000)に増えた場合、需要を満たすために必要なのは「前年の比率」の95%のみです。必要なFTEを決定する比率は需要ドライバ値(電話数)と「予想生産性」の向上(新しい電話応答システム)に基づくため、「需要FTE」は減少します。

注:

「需要FTE」を決定する計算では、「需要スケール」「予想生産性」の両方に対して設定した値が考慮されます。需要FTEのスケーリングを参照してください。