参照プロパティ引数は、式の参照結果の処理方法を指定します。この引数は、他のプロパティとともに使用します。
参照プロパティ引数には、IfNonNumber/IFFN
があります。
IfNonNumber
は、#Missing
値および#Error
値のかわりに使用する特定の数値を指定します。
構文は、次のとおりです。
AXIS[segment(range)].IfNonNumber(arg).AggregateProperty
表-8 引数のコンポーネント
引数 | 説明 |
---|---|
AXIS |
(オプション) row、columnまたはcellのキーワード。 |
Segment(range) |
行番号または列の文字などの軸の参照。 |
IfNonNumber |
AxisRef 内でのデータがない場合やエラーの場合の処理方法。 |
(arg) |
AxisRef 内での欠落データやエラー・データのかわりに使用する数値。 |
AggregateProperty |
(オプション)集約セグメントで使用される集約関数。集約プロパティ引数を参照してください。 |
例:
cell[1,A] = 3およびcell[1,B] = #Missingの場合、
次の式は#Errorを戻します。
cell[1,A] / cell[1,B]
次の式は、cell[1,B]を1に置換し、3を戻します。
cell[1,A] / cell[1,B].ifNonnumber(1)
注:
グリッドの#Missing
や#Error
のセルを抑制している場合にグリッドの行や列にIfNonNumber
プロパティを含む式がある場合は、#Missing
や#Error
は抑制されたままになります。