関数の手動作成

Excelの文字およびその他の機能の制限については、Microsoftのドキュメントとサポート・サイトを参照してください。

関数を手動で作成するには:

  1. Excelで、関数を入力するセルをクリックします。
  2. 等号(=)を入力します。
  3. 関数名を入力します。たとえば、HsSetValueを入力します
  4. 関数の説明の各関数に固有の情報を使用して、例17-1で説明しているルールに従って関数のパラメータを入力します。
  5. ワークシートをリフレッシュするには、Oracle Smart View for Officeのメニューから「リフレッシュ」を選択します。

    関数は、リフレッシュしたときに検証されます。

例17-1 構文のガイドライン

個々の関数の構文は、関数の説明を参照してください。

  • 共有接続で操作するには、Workspace関数を指定するWSFN識別子と接続文字列を関数に追加する必要があります。フォーマット:

    "WSFN|ProviderType|Server|Application|Database","POV"

    たとえば、Oracle Essbaseデータ・ソースへの共有接続に対するHsGetValue関数では、次のようなWSFN識別子および接続文字列が関数に追加されます:

    =HsGetValue("WSFN|Essbase|myserver|Sample|Basic","Market#South")

    ProviderTypeでは、次の大/小文字を区別する文字列のいずれかを使用します:

    • Essbase (Essbaseオンプレミスの場合のみ。Oracle Essbaseクラウドにはプライベート接続構文が必要です)

    • HFM(Oracle Hyperion Financial Management)

    • HP (Oracle Hyperion PlanningPlanningPlanningモジュールFinancial Consolidation and CloseTax Reporting)

    Financial Managementの場合、Databaseパラメータは、省略するか、Applicationパラメータと同じにすることができます。一貫性を保つため、Databaseパラメータにアプリケーション名を入力することをお薦めします。

  • URL接続で操作するには、URL関数を指定するURLFN識別子と接続文字列を関数に追加する必要があります。フォーマット:

    URLFN|URL|Server|Application|Database

    たとえば、Planningビジネス・プロセスへの接続にURLを使用するHsGetValue関数の構文は次のようになります:

    HsGetValue("URLFN|URL|Server|Application|Database","POV")

    上に記載されているように、接続の確立に必要なすべての情報がトークンの一部になっています。トークンに無効な情報が含まれている場合は、Serverトークンの次の例外を除き、通常は#NoConnectionエラーが表示されます:

    • PlanningなどのOracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスでは、Serverトークンは空白(または無効)にできます
    • EssbaseのServerトークンは空白にのみできます
    • Financial ManagementにはServerトークン・パラメータが必要です
  • プライベート接続パラメータには次の値を設定できます:

    • : デフォルト接続

    • HsActive: 関連するアクティブな接続

    • プライベート接続のユーザー定義名

    プライベート接続を指定する場合は、POVの前に置く必要があります。

  • POVは、dimension#memberのペアから構成されます。例:

    Entity#Connecticut
  • 親子関係はピリオド(.)で指定します。例:

    Entity#UnitedStates.Maine
  • 接続と各POV dimension#memberのペアは別々の関数パラメータに分割できます。各パラメータは引用符(")で囲み、カンマ(,)で区切ります。例:

    "My_connection","Entity#UnitedStates","Account#Sales"

    または、POV全体を引用符(")で囲み、各dimension#memberペアをセミコロン(;)で区切って、接続をカンマ(,)でPOVから分離できます。例:

    "My_connection","Entity#UnitedStates;Account#Sales"
  • 関数ではディメンション名とその別名を混在させないでください。ただし、メンバーについては、メンバー名または選択した別名表からの別名を使用できます。