選択されたPOVの解決順の変更

データ・ソース・タイプ: Oracle Essbase

Essbaseのリボン「セル情報」コマンドを使用すると、POVやデータ連結プロパティなどデータ・セルの情報を表示できます。また、選択したメンバー交差またはPOVにおけるデータ・セルの解決順を変更できます。

解決順は、計算が実行される際のメンバーの順序すなわち優先順を表す値です。ユーザーは、「データ・セル情報」ダイアログ・ボックスで解決順の値を編集することで、解決順を表示して変更できます。

選択したデータ・セルは、POVの動的メンバーを含む必要があります。

データ・セルの解決順を変更するには:

  1. アド・ホック・グリッドまたはレポートでデータ・セルを選択します。
  2. Essbaseのリボンで、「セル情報」ボタン をクリックして「データ・セル情報」ダイアログ・ボックスを表示します。
    例として、図8-21にSample Basicのアプリケーションとデータベースに基づく単純なアド・ホック・クエリを示します。Qtr1とProfitの交差のセルB3を選択します。

    図8-21 Sample Basicに基づく単純なアド・ホック・グリッド


    Sample Basicに基づく単純なアド・ホック・グリッド。Yearディメンションが行の軸にあり、Measuresディメンションが列の軸にあります。ProfitとQtr1の交差のセルB3が選択されています。

    「データ・セル情報」ダイアログに、この交差のPOVメンバーであるQtr1とProfitが表示されます。両方の操作の計算タイプがDense Consolidation: + (addition)に設定されています。「結果」の下には、現在の計算結果の詳しい説明が表示されます。

    図8-22 「データ・セル情報」ダイアログ・ボックス

    「データ・セル情報」ダイアログ・ボックス
  3. 「データ・セル情報」ダイアログでメンバー行を選択し、「編集」をクリックします。

    カーソルが「解決順」フィールドに配置され、ここに新しい値を入力できます。

    または、「解決順」フィールドの値をダブルクリックして新しい値を入力します。

    有効な解決順は0127の間です。

    127よりも上の値を入力すると、0から127までの値を入力するように求められます。解決順が0のメンバーはダイアログに表示されないことに注意してください。

  4. オプション: POVの他のメンバーの解決順の値を変更するには、ステップ3を繰り返します。
  5. 「OK」をクリックして、解決順の変更をすべてコミットします。
  6. この手順を繰り返して、他のデータ・セルの解決順を変更します。
  7. Essbaseでのデータの計算の手順に従い、必要な計算を実行します。