参照ファイルからのコンテンツの埋込みについて

ドックレットの文書作成者は、グリッドやチャートなどの定型化された独自のレポート・コンテンツをMicrosoft Office Excel内で作成し、参照ファイルを使用してそのコンテンツをドックレットに挿入できます。Excelレポート・コンテンツは、Excelファイルが変更された場合、関連付けられているドックレットで自動的に更新されます。Excelの名前付き範囲機能を使用して、参照ファイル内の埋込み可能コンテンツを識別します。名前付き範囲は、その後ドックレットに埋込み可能です。参照ファイルが添付され、ドックレットに保存されて、そのドックレットのみに関連付けられます。

参照ファイルは、埋込み可能コンテンツをその中に定義できるという点において、リファレンス・ドックレットに似ています。違いは、参照ファイルが1つのドックレットに対してのみ使用可能で、関連付けられるのに対し、リファレンス・ドックレットは、リファレンス・ドックレットへのアクセス権を持つすべてのドックレット文書作成者に対して使用可能であることです。1つのドックレットを、複数の参照ファイルに関連付けることができます。

Narrative Reportingのこの機能を要約すると、ドックレットの文書作成者は次のことを行えます。

  • Oracle Smart View for Officeまたはその他のデータ・アクセス方法を使用した、Microsoft Office Excelワークブック内での定型化されたレポートの開発

  • ワークブック内での名前付き範囲の定義(名前付き範囲は埋込み可能コンテンツの候補になります)

  • ドックレット内の名前付き範囲の統合

  • Excel内の参照ファイルの簡単な更新(関連付けられているドックレット内のMicrosoft Office Excelレポート・コンテンツが自動的に更新されます)

  • ドックレット内の同じまたは異なる参照ファイルからの複数の範囲の組込み

表24-3 ビデオ

目的 このビデオを見る

Oracle Smart View for Officeでの使用可能なコンテンツの作成および参照ファイルからのコンテンツの埋込みについて学習します。

このビデオでは、デモの目的でWordベースのレポート・パッケージが使用されていますが、説明されている手順はPowerPointベースのレポート・パッケージにも適用されます。

ビデオ・アイコン リファレンス・ドックレットおよび参照ファイルからのコンテンツの埋込み