フィルタ演算子

演算子を選択して、必要な値を指定する際には、表29-3に示すガイドラインを使用します。選択できる演算子のリストは、実行している機能(フィルタの作成、またはダッシュボード・プロンプトの作成など)および選択した列のタイプに基づいて移入されます。

表29-3 列フィルタ作成時の演算子の選択のガイドライン

演算子 使用ガイドライン

次と等しい/次にある

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値と一致するレコードのみが含まれます。

次と等しくない/次にない

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値と一致しないレコードのみが含まれます。

次より小さい

数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値より小さいレコードのみが含まれます。

次より大きい

数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値より大きいレコードのみが含まれます。

次以下

数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値以下のレコードのみが含まれます。

次以上

数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値以上のレコードのみが含まれます。

次の範囲内

数値または日付が含まれる列に対して有効です。2つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの2つの値の間にあるレコードのみが含まれます。

NULLである

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。値を指定しません。この演算子では、列にデータがないことのみがテストされます。結果には、列にデータがないレコードのみが含まれます。

データが存在するかどうかがわかれば便利な場合がありますが、null演算子を使用すればそのような条件をテストできます。たとえば、会社に世界規模の住所録があり、米国の住所のみを抽出する必要があるとします。「State」フィールドにデータがあるかどうかを確認すれば、この作業を行うことができます。このフィールドには、米国以外の住所の場合は値が移入されず(nullであり)、米国の住所の場合は値が移入されます(nullではありません)。列で特定の値をチェックしなくても、米国の住所リストを取得できます。

NULLでない

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。値を指定しません。この演算子では、列にデータがあることのみがテストされます。結果には、列にデータがあるレコードのみが含まれます。

最上位である

テキストまたは日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、最初のn件のレコードのみが含まれます(nはフィルタの値として指定した整数です)。

この演算子は、ランク付けされた結果に対して使用します。たとえば、この演算子を使用すると、アルファベット順で最初の10件のブランド名を含むリストを取得できます。

最下位である

テキストまたは日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、最後のn件のレコードのみが含まれます(nはフィルタの値として指定した整数です)。

この演算子は、ランク付けされた結果に対して使用します。たとえば、この演算子を使用すると、最後の10件の販売取引の日付リストを取得できます。

最上位にあり

数値が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、最初のn件のレコードのみが含まれます(nはフィルタの値として指定した整数です)。

この演算子は、ランク付けされた結果に対して使用します。たとえば、この演算子を使用すると、金額で販売上位10位のリストを取得できます。

最下位にあり

数値が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、最後のn件のレコードのみが含まれます(nはフィルタの値として指定した整数です)。

この演算子は、ランク付けされた結果に対して使用します。たとえば、この演算子を使用すると、問題の報告が最も少ない顧客のリストを取得できます。

すべて含む

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタのすべての値を含むレコードのみが含まれます。

含まない

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値をまったく含まないレコードのみが含まれます。

いずれかを含む

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値を少なくとも1つ含むレコードのみが含まれます。

次で始まる

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値で始まるレコードのみが含まれます。

次で終わる

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値で終わるレコードのみが含まれます。

次と類似する(パターン照合)

テキストが含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。パーセント記号(%)をワイルドカード文字として使用する必要があります。最大で2つのパーセント記号を値に指定できます。結果には、列のデータがフィルタのパターン値と一致するレコードのみが含まれます。

次と類似しない(パターン照合)

テキストが含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。パーセント記号(%)をワイルドカード文字として使用する必要があります。最大で2つのパーセント記号を値に指定できます。結果には、列のデータがフィルタのパターン値と一致しないレコードのみが含まれます。