フォーム定義を超えるフレックス操作

フォーム定義時に、「フォーム定義を超えるフレックス」プロパティをフレックス・フォームの行または列のディメンションに適用すると、Oracle Smart View for Officeユーザーは、フォームの行または列軸内のディメンションに対するフォーム定義以外のメンバーを入力できます。これにより、フレックス・フォーム・ユーザーは、フレックス・フォームに表示されていないメンバーのデータを入力できます。ユーザーには、入力する有効なメンバーへのアクセス権が必要です。

たとえば、Visionアプリケーションを使用して、製品ディメンションが行ディメンションとしてフレックス・フォームに配置されているとします。フォーム定義時に、フォームに表示する対象として製品ディメンションのSentinal Standard NotebookおよびSentinal Custom Notebookメンバーのみ選択されました。製品ディメンションに対してフォーム定義を超えてフレックス・オプションを有効にすると、Smart Viewユーザーは、フレックス・フォームの行に製品ディメンションの他の製品(マウス、キーボードなど)を入力できます。メンバーへのアクセス権があるかぎり、ユーザーは追加メンバー用の行を既存のフレックス・フォームに追加するか、または既存の製品メンバーを必要な製品メンバーに置換できます。説明のために、次の階層に注目してください:

Product
   Notebooks  <<this hierarchy is displayed in flex form)
      Sentinal Standard Notebook
      Sentinal Custom Notebook
   Computer Accessories  <<this hierarchy is not displayed in flex form)
      Keyboard
      Mouse

フォーム定義を超えてフレックスが無効(未選択)になっているフレックス・フォームでは、ユーザーはコンピュータ・アクセサリまたはその子孫を追加できません。ユーザーはノート・ブックとその子孫を追加できます。

フォーム定義を超えてフレックスが有効(選択済)になっているフレックス・フォームでは、ユーザーはノートブックとその子孫に加えて、コンピュータ・アクセサリとその子孫を追加できます。

フォーム定義時に、フォーム定義を超えてフレックス・プロパティを有効にする場合は、次の点に注意してください:

  • 「ディメンション・プロパティ」で、フォーム定義を超えてフレックス・オプションが表示されるのは、「行のフレックス・フォームの有効化」「列のフレックス・フォームの有効化」オプションのいずれか、または両方が「Smart Viewのオプション」で選択されている場合のみです。

  • フォーム行に複数のディメンションがある場合は、適用可能な行または列ディメンションごとにフォーム定義を超えてフレックス・プロパティを個別に選択することをお薦めします。「ディメンション・プロパティ」オプションの「すべての行ディメンションに適用」、「すべての列ディメンションに適用」、「すべてのページ・ディメンションに適用」を使用して、フォーム定義を超えてフレックス・プロパティをすべてのディメンションに適用できます。ただし、他のすべてのディメンション・プロパティ選択内容は、他のすべてのディメンションにも適用されることに注意してください。

Planningの管理フレックス・フォームの設計に関する項を参照してください。