チャートの挿入

リリース11.1.2.5.700からは、Microsoft PowerPointにフォームをチャートとして挿入し、フォームに情報をグラフィカルに表示できます。

データ・ソース・タイプ: PlanningPlanningモジュールFinancial Consolidation and CloseTax Reporting

Oracle Smart View for Officeは、フォーム情報をチャートとしてPowerPointにレンダリングします。PowerPointのチャート・ツールを使用して、チャートのデザインと形式を変更できます。Smart View POVレポート・オブジェクトを挿入して、チャートのPOVを変更できます。

フォームの中には、チャートに向くものと向かないものがあります。チャート形式ではうまく表示できないフォーム・データもあります。たとえば、貸借対照表フォームは、チャートにしても役立たない可能性があります。一方、月次収益フォームはチャート形式に適しています。希望に沿ったチャートを作成するために、使用可能なフォームの調査とフォーム・デザイナの使用をお薦めします。

注:

  • チャートの挿入機能は、WordまたはExcelでは使用できません。
  • Smart Viewでは、階段状および曲線のチャートを直接挿入することはできません。階段状または曲線のチャートを挿入すると、Smart Viewによって、形状が最も似ているデフォルトの折れ線チャートに置き換えられます。
PowerPointにチャートを挿入して編集するには:
  1. PowerPointを起動し、データ・ソースに接続します。
  2. フォームに移動して、選択します。
  3. アクション・パネルで「チャートの挿入」を選択します。

    または、フォーム名を右クリックし、「チャートの挿入」を選択します。次に例を示します。

    選択されたフォームと、右クリック・メニューの「チャートの挿入」オプションが表示されている「Smart View」パネル。

    チャートがスライドに挿入され、そこで選択および編集できます。次の例では、スライドの幅が最初の状態から伸ばされています。


    選択され、サイズ変更用の線と複数のPowerPointチャート編集ツールが表示されているPowerPointスライドのチャート。
  4. オプション: チャートのPOVを変更するには、POVコントロールを挿入し、POVを変更します。
    1. 「ドキュメント・コンテンツ」ペインで、チャートのデータ・ソースを選択し、「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」を選択します。

      次の例では、データ・ソースは青いバーで示されています。

      「ドキュメント・コンテンツ」ペインのツリーで選択されたデータ・ソースが青いバーで示され、使用可能なメニュー・オプションがアクション・パネルに表示されています
    2. 「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」ダイアログ・ボックスで、「POV」をクリックします。

      「POV」オプションを選択できる「新規レポート・オブジェクト/コントロールの挿入」ダイアログ・ボックス。

      読取り専用POVがスライドに配置されます。次に例を示します。

      スライドに配置されている読取り専用POVコントロール。POVを構成する、ディメンションおよび各ディメンションから選択したメンバーがリストされています。
    3. PowerPointウィンドウの右下にあるタスク・バーで、「スライド ショー」アイコンをクリックして、POVを変更できるスライド・ショー・モードに切り替えます。
      スライド・ショー・モードを選択できる、PowerPointウィンドウの右下のタスク・バー領域。
    4. スライド・ショー・モードで、POVツールバーのドロップダウン・リストを使用して、必要な変更を加えます。
      チャートのPOVを変更できる編集可能なPOVツールバー。
    5. POVツールバーで、「リフレッシュ」をクリックします。
    6. 必要に応じてステップを繰り返してPOVを変更し、終了したらスライド・ショー・モードを終了します。

      スライド・ショー・モードを終了するには、[Esc]キーを押します。

  5. さらにチャートのデザインとフォーマットの編集を続行し、必要に応じてPowerPointプレゼンテーションを保存します。