データの送信のガイドライン

データを送信する際は、次のガイドラインを考慮してください。

  • Oracle Smart View for Office (Macおよびブラウザ)でデータを送信すると、送信操作の進捗を示すメッセージが表示されます。送信が完了すると、進捗メッセージは自動的に閉じます。

    進捗メッセージが閉じるまで、グリッドまたはフォームに変更を加えたり、別のワークシートに切り替えることはできません。このため、現在の送信が完了するまでシートにデータを入力することはできません。

    送信完了前にデータを入力すると、シートの他のセル内であるかワークブック内の他のシート内かにかかわらず、グリッドまたはフォームが無効になる可能性があります。

    注:

    ブラウザ・バージョンのExcel 365では、送信操作中は「データの送信」ボタンは無効になりますが、進捗メッセージは表示されます。しかし、Mac版のExcel 365では、進捗メッセージが表示されていても、「データの送信」ボタンは無効になりません。Mac版のExcel 365のハングアップを防ぐため、進捗メッセージが閉じるまで「データの送信」ボタンをクリックしないでください。

    図8-2は、送信時に表示される進捗メッセージの例を示しています。送信の完了中はシートがグレー表示されることに注意してください。シート上で他の操作を実行したり、ワークブック内の他のワークシート・タブに移動することはできません。

    さらに、Planningなどのビジネス・プロセスで発生するエラーは、類似するポップアップ・メッセージで表示されます。

    図8-2 送信の進捗メッセージ

    送信時に表示される進捗メッセージを示しています。また、シートがグレー表示され、まだ使用できないことを示しています。送信が完了すると、シートが使用可能になります。
  • フォームからデータを送信する場合:

    • Oracle Enterprise Performance Management Cloudのフォームでは、セルまたはセル範囲をロックして、データがリフレッシュまたは送信されるまでデータを保護できます。
    • 一部のセルがすでにフォーム定義に存在しない場合もあります。この動作は、フォームの定義またはアクセス権を変更した場合や、行または列を抑制した場合に起きる可能性があります。そのような場合は、フォームの新しい定義に存在する書込み可能なセルのみが保存されます。この動作は、セルとサポート詳細の両方の変更に適用され、データ・プロバイダの接続中または切断中にフォームを操作する場合にも適用されます。
    • フォームでの作業中に「データの送信」をクリックした場合、実際には、最新のPOVにデータが書き戻されます。POVを変更するたびに、リフレッシュを実行することをお薦めします。リフレッシュによりシートのデータが更新され、最新のPOV変更が反映されます。
    • Smart Viewで開いたフォームでは、変更されたデータは送信できませんが、一部の計算済および読取り専用のセルは、エラー・メッセージが表示されることなく編集できます。
  • 複数のグリッドをサポートするワークシートでは、一度に1つのグリッドでのみ「データの送信」コマンドを実行できます。

    一度に複数のグリッドのデータを送信しようとした場合、つまり、複数のグリッドでセル範囲を選択した場合、Excelによって返された最初の範囲を使用してグリッドが決定され、そのグリッドでのみ送信が実行されます。