サポートされているSmart Viewデータ・ソースに接続すると、1つのシートに複数のグリッドを作成できます。
これらのグリッドは、同じデータ・ソースまたは別のデータ・ソースに接続できます。たとえば、あるグリッドはPlanningに接続し、別のグリッドはTax Reportingに接続することができます。ソースにはキューブも使用できます。これらのグリッド内のデータを取得して、シート上でシフトできます。
注:
管理者: Smart Viewユーザーが複数グリッド・アド・ホックを使用できるようにするには、サービスのアプリケーション設定でSmart Viewの「アド・ホック動作」オプションを「標準」に設定します。詳細は、サービスの管理者ドキュメントを参照してください。
複数グリッドのシートの操作に関するガイドライン
複数のアド・ホック・グリッドを含むシートを操作するときは、次のガイドラインに注意してください:
複数グリッドのシートでは、一度に1つのグリッドのデータのみを送信できます。
一度に複数のグリッドでデータを送信しようとした場合、つまり、複数のグリッドでセル範囲を選択した場合、Google Sheetsによって戻された最初の範囲が、選択されたグリッドの判断に使用され、そのグリッドのデータのみが送信がされます。
一度にすべての接続のシート内のグリッド・データをリフレッシュできます。
たとえば、グリッド1とグリッド2がPlanningに接続され、グリッド3がTax Reportingに接続されたシートを操作しているとします。Smart View for Google Workspaceメニューの「リフレッシュ」オプションをクリックすると、すべてのグリッド(グリッド1、グリッド2、グリッド3)が1回の操作で同時にリフレッシュされます。
詳細は、データのリフレッシュを参照してください。
「オプション」ダイアログ・ボックスの設定は、シート上で選択されたグリッドにのみ適用されます。つまり、複数のグリッドがあるシートでは、グリッドごとに異なるオプション設定を設定できます。
たとえば、グリッド1のメンバー・セルの背景色として青、グリッド2のメンバー・セルの背景色として緑を適用するとします。まず、グリッド1の任意の場所をクリックし、「オプション」ダイアログ・ボックスを開きます。次に、「フォーマット」の「セルのスタイル」で、青のセルのスタイルを設定します。「完了」をクリックし、「OK」をクリックして変更を適用し、ダイアログ・ボックスを閉じます。次は、グリッド2でも同じ手順を繰り返します。グリッド2の任意の場所をクリックしてダイアログを開きます。スタイルを設定したら、「リフレッシュ」をクリックします。グリッド1とグリッド2のメンバー・セルの背景色はそれぞれ青と緑になります。
グリッド上でズーム・インし、より多くの行と列にデータを表示するようにグリッドが拡張されると、拡張されたグリッドがシート上の他のグリッドの内容と重ならないように、他のグリッドの配置が自動的に調整されます。
たとえば、2つの空白行で区切られた2つのグリッドが上下に並んでいる場合、上のグリッドでズーム・インすると、下のグリッドがシート内で押し下げられ、上のグリッドの最後まで下にスクロールして、下のグリッドを表示できます。
複数グリッド・シートのシート情報を表示しているときに、「シート情報」ダイアログ・ボックスに、各グリッドの「接続」セクションが表示されます。たとえば、「接続(グリッド1)」、「接続(グリッド2)」のようになります。各セクションには、サーバー、アプリケーション、URL、プロバイダ、別名表、関連範囲などの詳細が表示されます。詳細は、シート情報を参照してください。
複数グリッド・シートに関数を挿入するには、手動で入力するか、関数ビルダーを使用します。
ただし、複数グリッド・シートに複数の接続からのグリッドが含まれている場合、HsGetSheetInfo関数は、シートで現在アクティブ接続に関係なく、最初の接続のシート・プロパティのみを取得します。これは制限です。