EPM Cloudの変更管理プロセスの理解

一般的に、Oracle Enterprise Performance Management Cloudの各サブスクリプションは、2つの環境で構成されます。4段階のプロセス(開発、テスト、受入および本番の環境を要する)がある場合は、必要な2つの追加の環境用に新しいサブスクリプションを購入する必要があります。

オラクル社は、ソフトウェアの更新とすべての環境の構成に関連する変更管理プロセスを担当しています。このプロセスの結果として生じた問題は、リグレッションと定義されます。

ディメンション、フォーム、レポートなど、すべての環境のカスタム・アーティファクトの変更管理は、ユーザーが(オラクル社ではなく)対応します。ある環境から別の環境へのアーティファクトの移行はセルフサービス操作です。

オラクル社は、次のいずれかを使用してソフトウェアおよび構成の更新を配信します:

  • 月次更新: すべてのサービスのすべてのインスタンスに対する一連の機能およびバグ修正が含まれています。月次更新は、月の第1金曜日にテスト環境に適用され、月の第3金曜日に本番環境に適用されます。
  • 週次パッチ: バグ修正が含まれ、主としてテスト環境で検出されたリグレッション・バグを修正するためのものです。週次パッチは、月の第2金曜日にすべてのテスト環境に適用されます。
  • 個別パッチ: リグレッション・バグ、顧客ブロッキング・バグまたは新機能の修正が含まれています。個別パッチは、リクエストに応じて特定のテスト環境に適用されます。

    個別パッチで環境が更新されたユーザーは、更新された環境をテストし、本番環境にパッチを適用するための承認を提供します。その後、本番環境に個別パッチが適用されます。

  • 緊急パッチ: 環境に早急に適用する必要のある1つのバグ修正が含まれています。このパッチは、必要に応じてテスト環境、本番環境または両方の環境に適用されます。