ERP統合のトラブルシューティングのヒント

ERPデータ統合プロセスが実行されると、Oracle Enterprise Performance Management Cloudは、EPM CloudでEnterprise Service Scheduler (ESS)ジョブを送信します。このジョブが完了すると、データが転送されてEPM Cloudに統合されます。

統合の抽出フェーズ中に失敗が発生した場合は、データ管理のプロセス・ログを確認してください。ログからESSプロセスIDを識別します。ESSジョブのログは、プロセス・ログに追加されています。次のようなエラーを識別し、修正します:

  • エラー: 無効なメンバーが問合せで指定された

    解決方法: このエラーは、通常、無効なメンバーまたは部分修飾メンバーが原因で発生します。ソース・フィルタを編集して、完全修飾メンバー名を指定してください。

  • エラー: セルの数がガバナーの制限を超えているために問合せが失敗する

    解決方法: ソース・フィルタを調整して、問い合せるデータ・スライスを小さくします。または、複数の統合を作成し、それらをバッチに含めて実行を自動化します。

  • エラー: 問合せでデータが生成されなかった

    解決方法: ソース・フィルタを確認し、データの取得が失敗する原因となった状況を修正します。

  • エラー: バッチのタイムアウト設定によってシステムがタイムアウトした

    解決方法: バッチのタイムアウトを長くします。ERP Cloudで多数のジョブがキューに入っている場合は、ERP Cloudのジョブ・キューが空になるか、数ジョブのみが入っているときに統合を再スケジュールしてください。