Attempt to Cross a Null Member in Functionエラーの回避

通常、Attempt to cross a null member in function [@X]エラーは、@concatenateまたは部分文字列関数を使用するビジネス・ルールで新規メンバー名が作成され、ビジネス・ルールが実行されているデータベースに結果のメンバーが存在しない場合に表示されます。

それぞれのCompanyメンバーについて_Input接尾辞が付いたCompanyメンバーにBegBalance値を書き込む、"Begbalance"=@member(@concatenate(@name(@parent(@currmbr("Company"))),"_Input"));という例を考えてみましょう。

メンバーの名前がCompany1である場合、この式が機能するには、メンバーCompany1_Inputも存在する必要があります。たとえば、Company2メンバーが作成され、対応するCompany2_Inputメンバーが作成されない場合、ビジネス・ルールは失敗し、attempt to cross a null member in function [@X]エラーが表示されます。

この問題を解決するには、@concatenate構文または@sibling構文を囲むFIX文を修正して、対応する_Inputメンバーがないメンバーを除外する必要があります。この例では、対応するCompany_InputメンバーがないCompanyディメンションのメンバーを探して除外するか、Company_InputメンバーがないCompanyディメンションのメンバーにそれらを追加する必要があります。