環境設定

計算の実行方法をビジネス・ルールに指示するコマンドを使用するときは、次のベスト・プラクティスを検討してください。

  • SET UPDATECALC OFFは高機能計算をオフにします。これは、ディメンション間演算子を使用し、かつ、複数のユーザーが同じデータ・ブロックの組合せにアクセスする可能性があるビジネス・ルールに適しています。複数のユーザーがデータベースに書き込むアプリケーションでは、このコマンドを使用することをお薦めします。高機能計算を使用する場合は、予期した結果が生成されることを確認してください。
  • バージョンが標準ターゲットであるか、または、非リーフ・データ領域を使用し、かつ計算中に除外できないアプリケーションについては、SET AGGMISSG OFFを設定する必要があります。

    アプリケーション設計に標準ボトムアップ・バージョンが設定され、データがレベル0でロードされる場合は、SET AGGMISSG ONを使用すると効果的です。

  • SET NOTICESET MSGは、個々の計算の分析のために開発環境でのみ使用してください。これらのコマンドは、本番環境では、または、計算の分析が完了した後、削除する必要があります。
  • 実行時プロンプト(RTP)がFIX文に含まれている場合は、SET EMPTYMEMBERSETS ONを使用して、空のセットが計算されないようにします。これにより、セットが空である場合にすべてのメンバーに対する計算が実行されることを回避できます。