3 ブックの表示および操作

ブックについて

ブックを使用すると、1つ以上のレポート、ブックおよび他の文書をグループ化して、単一のPDF出力を生成できます。オプションで、目次(TOC)定義を挿入したWord文書、共通マージン、ページ・ヘッダーとフッターを使用して、カスタマイズ可能な目次を含めることができます。

レポートは、複数メンバー選択に対して実行できます。たとえば、複数の部門またはエンティティに対して1つ以上のレポートを実行できます。セクションを挿入して、複数のレポートおよびメンバー選択をループできます。また、セクションを使用して、目次表示用に複数のレポートを1レベルにグループ化できます。

次の高レベル機能を備えています。

  • レポート、他のブック、Word文書およびPDF文書をブックに挿入できます。Word文書およびPDF文書はライブラリにアップロードする必要があり、ローカル・ファイル・システムからは挿入できません。

  • 目次の書式設定とレイアウトに加えて、ブック内の文書ごとに表示される情報もカスタマイズできます。

  • レポートまたはセクションごとにカスケードする視点(POV)メンバーを選択できます。

  • ブックの実行時にPOVを選択できます。

  • 異なる階層レベルおよびディメンション選択でカスケードするのに使用できる、複数レベルのセクションを作成できます。

  • 「ページ設定」機能を使用して、ページ番号、マージンおよびヘッダーとフッターを定義できます。

ブックを作成する場合は、次の点に注意してください。

  • 最初のリリースでは、ブック機能は、1つのブックに対して1つのデータ・ソースに制限されます。

  • ブック・デザイナからプロンプトを設定する必要があり、ブックの実行している間は応答できません。

  • ブックにPDFまたはMicrosoft Wordファイルを追加すると、このような文書にユーザーのPOVバーは表示されません。

注:

ブックに文書を追加すると、ライブラリへのリンクが参照されます。実際の文書はブックにコピーされません。

実際には、目次定義がブックにコピーされ、ライブラリのソース文書にはリンクされません。