この例では、「Entity」ディメンションと「Product」ディメンションのメンバーを選択し、有効な交差ルールの範囲内でレポートのPOVを変更します。
Note:
この例で使用されている有効な交差ルールは、有効な交差についてを参照してください。
次のグリッド設計には、変更可能な「Entity」ディメンションと「Product」ディメンションがPOVに含まれており、次が選択されています:
有効な交差ルールに従い、次のようになります:
「Entity」ディメンションで「403: Sales」メンバーが選択されているときに、「Product」ディメンション内のすべての製品が選択可能になります。「Product」ディメンションのPOV選択として「Children of P_TP2」が定義されているため、それらのメンバーのみがレポートの実行時に表示されます。例:
「Entity」ディメンションで「410: International Sales」メンバーが選択されているときに、「P_260: Game」、「P_270: Camera」および「P_280: Television」は選択不可になります。その他のすべてのメンバーは選択可能になります。例:
「Entity」ディメンションで「421: Sales North East」メンバーが選択されているときに、メンバー「P_220: Software Suite」および「P_250: Network Card」は選択不可になります。その他のすべてのメンバーは選択可能になります。例:
表示中のPOVディメンションでは有効でない別のディメンション内のPOVメンバーを選択する際、すべてのメンバーを表示するには、POVリストまたはメンバー・セレクタで「無効なメンバーの表示」を選択します。たとえば、Entity「421: Sales North East」メンバーとProduct「P_270: Camera」が選択されているとき、「Entity」POVリストに「410: International Sales」メンバーは表示されません。同メンバーはProduct「P_270: Camera」に対して有効ではないためです。
「Entity」リストに「410: International Sales」メンバーを表示するには、「無効なメンバーの表示」を選択します。
または、「処理」メニューを使用してレポートをプレビューしているときに、「有効な交差のみを表示」プリファレンスを選択または選択解除して、有効または無効の交差を表示することもできます。
Note:
「Entity」ディメンション「410: International Sales」と「Product」ディメンション「P_270: Camera」が選択されている場合、これは無効なデータの組合せであることから、レポートに次のメッセージが表示されます: