Cloud EPMプラットフォーム・ビジネス・プロセスでは、有効な交差ルールを含めるようアプリケーションを設定できます。たとえば、特定の製品が特定のエンティティに対してのみ有効になるよう指定できます。また、有効な交差は、有効な交差ルールが定義されているディメンション間に視点(POV)メンバー・フィルタ処理を提供します。たとえば、「Entity」ディメンションでメンバーを選択したときに、「Product」ディメンションには、選択した「Entity」に対して有効なメンバーしかリストされません。
データ入力フォームで有効な交差を使用すると、ユーザーが表示または入力できるデータを事前定義された有効な交差のデータに限定できます。レポートでは、レポートをプレビューするときに、有効な交差に対してPOVメンバー・フィルタ処理が有効になり、グリッド・データには有効な交差のみが表示されます。
Note:
レポートをプレビューするときにPOVディメンションのメンバーを無効なメンバーを含めてすべて表示するには、対象ディメンションのPOVドロップダウン・リストまたはPOVメンバー・セレクタで「無効なメンバーの表示」を選択します。有効または無効の交差を表示するには、レポート・プレビューでレポートの「処理」メニューを使用して、「有効な交差のみを表示」プリファレンスを選択または選択解除します。このプリファレンスはデフォルトでは選択されておらず、そのユーザーの同じデータ・ソースに接続するすべてのレポートに適用されます。
Note:
有効な交差のPOVメンバー・フィルタ処理では追加の処理が発生するため、有効な交差を有効にしてPOVにアクセスするとパフォーマンスに影響することがあります。有効な交差ルール内のディメンションの数および定義されているルールの数によってはパフォーマンスに影響が生じることがあります。
有効な交差ルールをメンバー数が25,000を超えるPOVディメンションに対して作成し、「有効な交差のみを表示」を有効にした場合、メンバー・セレクタで有効なメンバーが、階層表示ではなくフラット・リストとしてレポートに表示されます。
次の2つの項では、POVメンバー選択での有効な交差の操作およびレポート内のデータの操作について説明します:
この例では、Cloud EPMビジネス・プロセス・アプリケーションに次のように有効な交差ルールが設定されています。Figure 2-*は有効な交差ルールの例を示しています。
有効な交差ルール
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