17 バックアップと復元の実行(システムのクローン作成)

オラクル社は毎日、サービスの運用保守中に、ご使用のサービス・インスタンスのコンテンツをバックアップして既存のアーティファクトとデータの完全なバックアップ・スナップショットを作成します。作成したバックアップ・スナップショットは、以前の既知の状態にサービスを復元する必要が生じた場合に使用します。

注:

バックアップ・スナップショットからサービスの復元を試みる前に、宛先として指定するサービスが、同じリリースまたはより新しいリリースのサービスであることを確認してください。バックアップ・スナップショットを古いリリースのサービスに復元することはできません。リリース番号を確認するには、ホーム・ページの「ユーザー」メニューを選択し、「バージョン情報」「バージョン」の順に選択します。

バックアップ

以前の保存されたスナップショットにサービスを復元する必要が生じた場合にすぐにスナップショットを使用できるように、EPM自動化コマンドを使用して定期的にバックアップ・スナップショットをローカル・ファイル・システムにダウンロードすることをお薦めします。バックアップ・スナップショットの保存を参照してください。

注:

日次メンテナンスでは、データおよびアーティファクトのバックアップ・スナップショットが自動的に作成されます。日次メンテナンスの実行時に、以前のバックアップ・スナップショットが新しいバックアップ・スナップショットで置換されます。バックアップ・スナップショットをローカル・コンピュータにダウンロードするために、EPM自動化コマンドの実行を日次ベースでスケジュールしてください。

保存されたスナップショットは、特定の復元ポイントを提供するために使用されます。たとえば、

  • 稼働開始直後または重要な時点(四半期報告期間のファイナライズなど)の直後におけるシステムの状態。このケースでは、前のアクティビティを詳細にレビューまたは調査する必要が生じた場合に、スナップショットを復元します。

  • 最新スナップショットより前になんらかの問題が発生したことに気付いた場合にも、保存されたスナップショットを使用できます。ローカル・ファイル・システムに保存したスナップショットのいずれかを選択してサービスを既知の状態に復元できます。

復元

ホーム・ページの「設定」によって、またはEPM自動化コマンドを使用して復元を実行できます。バックアップ・スナップショットを復元すると、システムがその以前の状態に戻ります。バックアップ時点よりも後に加えられたすべての変更は、復元したシステムには反映されません。次のタスクを実行できます。