簡単な例として、次のサンプル・データ権限を使用して、アプリケーション用のデータ権限を作成する方法を確認します。
1. 3つのディメンション(Entities、Scenarios、Fiscal Calendar)のみにわたってアクセス制限を設定するため、各ディメンションの「概要」でこれらのディメンションの「デフォルト・アクセス」を「なし」に設定します。
2. 残りのディメンション(Accounts、Years、Currencies、Segments)の「デフォルト・アクセス」を「読取り」に設定します。
3. 次のように、各ユーザーとディメンションのアクセス権限を「読取り」に設定します。
表14-2 サンプル・アクセス権限
ディメンション | Rodney P.Ray | Ocean E.OBrien |
---|---|---|
Entities | IDescendants (E01_101_300) | IDescendants (Total Entities) |
Scenarios | Actual | Plan |
Fiscal Calendar | IDescendants (Q1) | IDescendants (Fiscal Calendar) |
4. 各ディメンションに対してデータ権限を1つずつ作成します。
メンバー・アクセス権限はユーザーごとに異なるため、各データ権限では2行(ユーザーごとに1行ずつ)を使用してディメンションでのメンバー選択アクセスを定義します。
図14-1 データ権限: Entities
図14-2 データ権限: Scenarios
図14-3 データ権限: Fiscal Calendar
Rodneyとしてログインし、Smart Viewでアドホック問合せによりデータ権限がどのように適用されるかを確認します。
Oceanaとしてログインし、Smart Viewでアドホック問合せによりデータ権限がどのように適用されるかを確認します。