外部ファイルへのディメンション・メンバーの抽出

次のようなタスクを実行するために、Narrative Reportingアプリケーションからディメンション・メンバーを抽出できます。

  • 抽出したファイルを手動で更新した後、元のアプリケーションにファイルを再インポートします。

  • 定期的にバックアップ・コピーを作成します。

  • 抽出したファイルを別のシステムに再ロードします。

注:

個々のメンバーまたはモデルのデータを抽出するには、データの抽出、ロードおよびクリアを参照してください。

デフォルトでは、抽出したファイルはテキスト・ファイルとして書式設定されます。抽出したファイルはブラウザからダウンロードされるため、ローカル・ファイル・システムにファイルを保存できます。

注意:

既存のアプリケーションが存在する場合は、ベスト・プラクティスとして、新規または変更後のディメンションとメンバーをロードする前にバックアップとして抽出を作成することをお薦めします。

ロード操作を実行するには、抽出するディメンションの管理権限がユーザーに割り当てられている必要があります。権限の設定の詳細は、アクセス権の付与を参照してください。

外部ファイルにメタデータを抽出するには:

  1. ホーム・ページからアプリケーションをオープンし、「ディメンションおよびモデル」タブを表示します。
  2. 外部データ・ソースにメンバーを抽出するディメンションで、ディメンション名の横にあるドロップダウンを選択し、「メンバーの抽出」を選択します。

    ディメンションを選択し、ドロップダウンから「メンバーの抽出」を選択します。
  3. 「メンバーの抽出」ダイアログ・ボックスで、抽出ファイルの名前を入力します。

    「メンバーの抽出」ダイアログ・ボックスで、「ファイル名」に抽出するファイルの名前を入力し、「抽出オプション」の「ファイル・デリミタ文字」と「テキスト修飾子」を選択します。
  4. 「抽出オプション」「ファイル・デリミタ文字」で、書式設定済ファイル内の各フィールドを区切るために使用する文字を選択します。
    • タブ

    • スペース

    • カンマ

    • コロン( : )

    • セミコロン( ; )

    注:

    ファイル内でカンマを使用する必要がある場合は、カンマを引用符で囲みます。

  5. 「テキスト修飾子」で、書式設定済ファイル内の単語または文字列としてロードするテキストを囲むために使用する文字として、次のいずれかの文字を選択します(例: "Product"'California'"Bicycle Parts")。
    • 二重引用符(")

    • 一重引用符(')

    注:

    メンバー名にアポストロフィを使用している場合(例: Member's Equity)、テキスト修飾子として二重引用符を使用します(例: "Member's Equity")。

  6. 「メンバーの抽出」をクリックして処理を開始し、「オープン中...」ダイアログ・ボックスで「ファイルの保存」を選択し、「OK」をクリックして抽出ファイルをローカル・ファイル・システムに保存します。抽出完了時にファイルの場所を特定できるように場所を記録します。
  7. 指定したローカル・ファイル・システム上の場所にナビゲートし、抽出したファイルを確認します。Excelまたはテキスト・エディタ(TextPad、メモ帳など)を使用してファイルをオープンします。

例6-1 抽出ファイルの例

ここでは例として、「Sample Application」内の「Fiscal Calendar」ディメンションの抽出ファイルを示します。次のようなメンバー・ディメンション・プロパティが表示されています。

  • 名前

  • 別名デフォルト

  • 連結

  • データ記憶域


「Fiscal Calendar」ディメンションを示すサンプル抽出ファイル形式。