外部ファイルからのディメンション・メンバーのロード

アプリケーションをすばやく構築するために、既存のデータ・ソースにあるメタデータを新しいアプリケーションで使用できます。「アプリケーション: 概要」画面の「ディメンションおよびモデル」タブから、ディメンションごとに1回インポートを実行します。一度に1つのディメンションのみをインポートできます。

フラット・ファイルを使用してディメンションとメンバーをロードします。前提条件として、Narrative Reportingテンプレートに従ってCSVまたはTXT文書として既存のファイルを書式設定し、その書式設定済ファイルをファイル・システムに保存する必要があります。ロード・ファイルの書式設定を参照してください。

ロード操作を実行するには、インポート先ディメンションの管理権限がユーザーに割り当てられている必要があります。アクセス権の付与を参照してください。

注意:

既存のアプリケーションが存在する場合は、ベスト・プラクティスとして、新規または変更後のディメンションとメンバーをロードする前にバックアップとして抽出を作成することをお薦めします。

外部ファイルからメタデータをロードするには:

  1. ロード・ファイルの書式設定の説明に従って、選択したディメンション用のロード・ファイルをローカル・ファイル・システムに用意します。
  2. ホーム・ページで、次のいずれかのオプションを選択します。
    • 「ライブラリ」、続いて「アプリケーション」

    • 「アプリケーション」

  3. アプリケーションをオープンし、「ディメンションおよびモデル」タブに移動します。
  4. 外部データ・ソースからメンバーを追加するディメンションで、ディメンション名の横にある右矢印を選択し、「メンバーのロード」を選択します。

    「メンバーのロード」ダイアログ・ボックスで、「参照」をクリックしてロード・ファイルの場所を指定し、「ロード・オプション」の「ファイル・デリミタ文字」、「テキスト修飾子」およびロード時の「順序付け」を選択します。監査ログを作成する場合にロードのすべての詳細を確認できるように、「詳細メンバー監査の有効化」も選択できます。
  5. 「メンバーのロード」ダイアログ・ボックスで、「参照」をクリックしてローカル・ファイル・システム上にある、選択したディメンション用の書式設定済CSVまたはTXTロード・ファイルにナビゲートします。

    書式設定済ファイルを選択すると、「参照」ボタンの文字が「更新」に変化します。異なるファイルを選択するには、「更新」を選択します。


    ロード・ファイルを参照し、ロード・オプションを選択します。
  6. 「ファイル・デリミタ文字」で、書式設定済ファイル内の各フィールドを区切るために使用する文字を選択します。
    • タブ

    • スペース

    • カンマ

    • コロン( : )

    • セミコロン( ; )

    注:

    デリミタとして使用した文字(.csvファイルのカンマなど)と同じ文字がいずれかの列の値に含まれている場合は、指定したテキスト修飾子文字(通常は二重引用符)でその値を囲む必要があります。

  7. 「テキスト修飾子」で、書式設定済ファイル内のテキストを囲むために使用する文字として、次のいずれかの文字を選択します(例: "Product""California""Bicycle Parts")。
    • 二重引用符(" ")

    • 一重引用符(')

    注:

    メンバー名にアポストロフィを使用している場合(例: Member's Equity)、テキスト修飾子として二重引用符を使用します(例: "Member's Equity")。

  8. 「順序付け」で、選択したディメンションのメンバーのロードを管理するための順序付けを選択します。
    • 「ソース・メンバー順どおりに既存を順序付け」 — デフォルトの順序付けです。共有メンバー(たとえば、「Sample Application」の「Entities」ディメンション)を含むフラット・ファイルからメンバーをロードする場合は、デフォルトの順序付けオプション「ソース・メンバー順どおりに既存を順序付け」を使用します。重要: 他のソート・オプションを選択した場合、インポート中に関連するベース・メンバーよりも前に共有メンバーが追加されたときにロード・エラーが発生する可能性があります。

    • 「既存の階層の最下部にマージ」 — 新しいメンバーを既存のメンバーの後に追加します。

    • 「既存の階層の最上部にマージ」 — 新しいメンバーを既存のメンバーの上に追加します。

    • 「インポート後に昇順にソート」 — ロード完了時に、メンバーのリスト全体を昇順にソートします。

    • 「インポート後に降順にソート」 — ロード完了時に、メンバーのリスト全体を降順にソートします。

  9. オプション: ロードの詳細を追跡するには、「詳細メンバー監査の有効化」を選択します。このオプションを選択した場合、ロード完了後に監査データの抽出を実行して、選択したディメンションの詳細を「ライブラリ」内の「監査ログ」フォルダに表示できます。

    注意:

    「詳細メンバー監査の有効化」を選択すると、ロード・パフォーマンスに大きく影響する場合があります。

  10. 「メンバーのロード」をクリックして処理を開始します。「ロードの確認」ダイアログ・ボックスに、インポートが進行中であるというメッセージが表示されます。ロードが完了すると、成功メッセージが表示されます。ロード中にエラーが発生した場合は、ダイアログ・ボックスの下部に表示されます。

    ロード完了を伝える確認メッセージが表示されます。
  11. アプリケーションにナビゲートし、「ディメンション: 階層」タブに選択したディメンションの階層を表示します。

    ロードされた階層が表示されます。