10 監査の実行

アーティファクトおよびフォルダに対して実行した保守処理は常時のシステム監査によって追跡され、詳細としてアーティファクトまたはフォルダの変更者および実行された処理が記録されます。

レポート・パッケージの保守および変更(ドックレットのチェックイン/アウトやレビュー・フェーズの開始など)は、レポート・パッケージのアーティファクト・ログで追跡され、詳細として実行された処理、ユーザーID、時間/日付スタンプなどが記録されます。

レポート実行もアーティファクト・ログで追跡されます。ログには、レポート名、ユーザーID、時間/日付スタンプ、POV選択および経過時間が含まれます。

次のアーティファクトおよび処理は監査フレームワークでサポートされていません。

  • ブックのプレビューおよび編集

  • バースティング定義の編集および実行

  • レポート設計の変更および保存

自身のロールまたは権限に基づいて、次の2つのタイプの監査用ファイルを生成できます。

  • システム監査ファイル — サービス管理者のみがシステム監査ファイルを生成でき、システム・ログでのデフォルトの最初のタイムスタンプ(日時)から、選択した終了タイムスタンプまでの期間に発生したすべてのエントリを取得できます。レコードの開始タイムスタンプは編集できません。

  • アーティファクトまたはフォルダ監査ファイル — 選択したアーティファクトまたはフォルダについて、そのアーティファクトまたはフォルダの管理権限を持つユーザー、またはサービス管理者が生成できます。この監査ファイルには、選択した日付範囲に基づいてトランザクションを抽出したものが含まれています。監査ファイルは、次のシステム生成フォルダ、システム個人用フォルダおよびユーザー作成フォルダに対して作成できます。

    • マイ・ライブラリ

    • レポート・パッケージ

    • レポート

    • フォルダ

注:

システム生成の「最近」フォルダまたは「お気に入り」フォルダに対して監査ログを作成することはできません。

監査ログは、ライブラリ内にシステムによって生成される「監査ログ」フォルダに保存されます。「監査ログ」フォルダはすべてのユーザーが表示できますが、表示できる監査ファイルは自身で作成したものに限られます。ユーザーは、このフォルダとの間でアーティファクトをコピーまたは移動することはできません。監査ログへのアクセス権を別のユーザーに付与することはできません。サービス管理者と監査ログの作成者のみが、これらのログを表示できます。

監査ファイルを作成したら、ローカル・ファイル・システムにダウンロードしてレビューできます。