データへのユーザー・アクセス権の割当て

セキュリティ・アクセス権(なし、読取り、書込み)がディメンションのメンバーに割り当てられます。管理者は、セキュリティを割り当てるディメンションを定義します。

デフォルトのセキュリティ・アクセス権は、「なし」です。

これらの任意のディメンションに対してセキュリティを無効化できますが、少なくとも1つのディメンションに対してセキュリティを有効化する必要があります。親レベルでそのすべての子孫を対象にセキュリティを割り当てることができるため、各ディメンション・メンバーに別個にセキュリティを割り当てる必要はありません。

データ・レベルのセキュリティは、各ディメンションに対するセキュリティ・アクセスの交差に基づきます。最も厳しい制限のあるセキュリティ・アクセスは、システムによって使用されるものです。

たとえば、シナリオとエンティティにセキュリティを割り当てるとします。ユーザーは、ディメンションの個々のメンバーに対して次のアクセス権を持ちます。

シナリオ

実績 - 書込み

予算 - 読取り

エンティティ

イギリス - 書込み

フランス - 書込み

前述のアクセス権により、ユーザーは、実績/イギリスおよび実績/フランスのデータを入力してロードできますが、予算/イギリスおよび予算/フランスに対しては読取りアクセスのみが可能です。