勘定科目タイプ

各勘定科目は、その勘定科目の会計的な性質を表す勘定科目タイプに関連付けられています。

各勘定科目は、フローまたは残高として分類されます。フロー勘定科目タイプは、時間経過に従って累計されます。残高勘定科目タイプは、特定の期間の残高を表すため、時間経過に従って集約されません。

  • フロー勘定科目タイプ: 収益、費用

  • 残高勘定科目タイプ: 資産、負債、資本

表11-5 勘定科目タイプ

勘定科目タイプ 説明
費用 収益を生むために会社に発生するコスト。費用の例は、売上コスト、給与費用、出張費用などです。
収益 商品やサービスの販売の結果として得られた利益。収益の例は、商業販売、固定資産販売による利益などです
資産 経済価値を持つ資源であり、時間経過に従ってここから利益が発生することを会社は期待します。資産の例は、在庫、固定資産、売掛金、前払保険料などです。
負債 営業活動の結果として会社が第三者に負っている法的な負債および債務。負債の例は、買掛金、未払給与、支払手形などです。
資本 会社の所有価値であり、すべての債務が返済された後に残る資産の額に相当します。資本勘定科目の例は、普通株式、優先株式、利益剰余金などです。
保存された仮定 統計分析およびレポート目的で会社に使用される財務以外の項目。この例は、面積と人数、販売ユニット数、走行距離、入院患者などです。

必要に応じて、勘定科目ディメンションのシード済メンバーの勘定科目タイプを変更してカスタマイズできます。変更できるのは、連結キューブのメンバーのみです。変更した後、メタデータ検証を実行して変更が有効であることを確認します。

シード済メンバーに変更を加えた場合、ディメンション・エクスポートCSVファイルを使用してそのメンバーをエクスポートまたはインポートすることはできません。モジュール・カスタマイズの移行アーティファクトを使用する必要があります。CSVファイルをエクスポートしてからインポートすると、シード済メンバーに対する属性の変更は保持されません。