集約オプションで、親のメンバーに対する子のメンバーの値をどのように集約させるか決定します。アプリケーションの作成時に、会社間データを有効にすると、会社間エンティティを会社間最上位メンバーに集約するための3つの集約オプションが使用可能になります:
+ 加算(デフォルト値)
- 減算
~ 無視
アプリケーション作成時に機能を有効にするには、アプリケーション機能の説明を参照してください。
注:
会社間データを有効にしないと、これらのオプションは使用できません。
会社間ディメンションのFCCS_Intercompany Entitiesに対する集計演算子は、選択した集約オプションに基づいており、標準消去システム・ルールは、集約オプションに従って必要に応じて実行されます。
会社間エンティティを会社間最上位に集約(加算)
会社間エンティティを会社間最上位メンバーに集約することを選択した場合は、「加算」オプションを選択します。
FCCS_Intercompany Entitiesメンバーの連結演算子は、「加算」になります。
標準消去システム・ルールは、デフォルトの標準消去プロセスを使用して実行されます:
調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されている場合は、2つのエントリがあります。調整勘定に転記されたエントリとソース金額の逆仕訳の両方で、ソースの会社間メンバーが使用されます。
会社間エントリが消去されると、ソースPOV金額が逆仕訳され、調整勘定に対して相殺エントリが作成されます。
調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されている場合は、2つのエントリがあります。調整勘定に転記されたエントリとソース金額の逆仕訳の両方で、ソースの会社間メンバーが使用されます。
調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されていない場合も、2つのエントリがあります。調整勘定に転記されたエントリにはFCCS_No Intercompanyメンバーが使用され、ソース金額の逆仕訳にはソースの会社間メンバーが使用されます。
会社間エンティティを会社間最上位に集約しない(無視)
会社間エンティティを会社間最上位メンバーに集約しない場合は、「無視」オプションを選択します。
FCCS_Intercompany Entitiesメンバーの連結演算子は、「無視」になります。
標準消去はデフォルトの標準消去プロセスを使用して実行されますが、調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されているかどうかに基づいて、既存の2つのエントリのかわりに、3つまたは4つのエントリを転記します:
調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されている場合は、消去時に4つのエントリがあります。最初の2つで、ソースの会社間メンバーを使用してソース入力を逆仕訳し、ソースの会社間メンバーを使用して調整勘定に転記します。さらに他の2つのエントリが、会社間なしで同じ金額を逆仕訳し、会社間なしで調整勘定に転記します。
調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されていない場合は、3つのエントリのみがあります。最初のエントリでソースの会社間メンバーを使用してソース入力を逆仕訳し、他の2つのエントリによって、会社間なしで同じ金額を逆仕訳し、会社間なしで調整勘定に転記します。
例:


会社間エンティティを会社間最上位に減算として集約
「減算」オプションを使用して会社間エンティティを会社間最上位メンバーに集約する場合:
FCCS_Intercompany Entitiesメンバーの連結演算子は、「減算」になります。
標準消去は現在と同じ条件で実行されますが、調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されているかどうかに基づいて、既存の2つのエントリのかわりに、3つまたは4つのエントリを転記します:
調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されている場合は、消去時に4つのエントリがあります。最初の2つで、ソースの会社間メンバーを使用してソース入力を逆仕訳し、ソースの会社間メンバーを使用して調整勘定に転記します。さらに他の2つのエントリが、会社間なしで同じ金額を逆仕訳し、会社間なしで調整勘定に転記します。
調整勘定に会社間勘定のフラグが設定されていない場合は、3つのエントリのみがあります。最初のエントリでソースの会社間メンバーを使用してソース入力を逆仕訳し、他の2つのエントリによって、会社間なしで同じ金額を逆仕訳し、会社間なしで調整勘定に転記します。
例:

