統合の設定

前提条件を満たしていることを確認し、次のステップに従ってタスク・マネージャと外部アプリケーションとの間に統合を設定します。

前提条件

タスク・マネージャをE-Business Suiteなどのオンプレミス・アプリケーションと統合するには、次のものが必要です。
  • Oracle Integration Cloud Serviceへのサブスクリプション。

    注:

    それぞれのFinancial Consolidation and CloseインスタンスについてIntegration Cloudインスタンスが1つずつ必要です。

  • 設定されたOracle E-Business Suite (EBS)などのオンプレミス・アプリケーション。
  1. Oracle Integration Cloud / Oracle Autonomous Integration Cloudをサブスクライブします。詳細は、Integration Cloud Serviceのドキュメント を参照してください。
  2. Oracle Integration CloudのEBSアダプタについて、Oracle Integration Cloudの統合エンドポイントをトリガーするためのOracle E-Business Suiteのビジネス・イベントの使用に関する前提条件を確認して完了します: https://docs.oracle.com/cloud/latest/related-docs/ICEBS/toc.htm
  3. Financial Consolidation and Closeで、ホーム・ページから「アプリケーション」を選択し、「タスク・マネージャ」をクリックします。
  4. 左側の「統合」タブをクリックします。
  5. 「接続の管理」をクリックします。
  6. 「接続の管理」から、「アクション」「Integration Cloud接続」を選択します。
    Integration Cloud接続のスクリーンショット
  7. Integration Cloudの接続URLと資格証明を指定し、「検証」をクリックします。検証が成功したら、「保存」をクリックします。これにより、FCCS接続のサーバーおよび資格証明が保存されます。

    注:

    タスク・マネージャでは、EPM Cloud以外の外部アプリケーションへのすべての統合にIntegration Cloudを使用します。外部アプリケーションには、別のクラウド・サービスまたはE-Business Suiteなどのオンプレミス・アプリケーションも含まれます。これらの統合タイプは「プロセスの自動化」または「イベント・モニタリング」の場合があります。
  8. General LedgerおよびAccount Payable接続用のEBS接続がすでに有効化されているかどうかに応じて、次のいずれかを実行します。
    • General LedgerおよびAccount Payable用のEBS接続がすでに有効化されている場合は、「デプロイ」「生成」の順にクリックして、対応するIntegration Cloud統合をIntegration Cloudにデプロイします
    • General LedgerおよびAccount Payable接続用のEBS接続が有効化されていない場合:
      1. Financial Consolidation and Close内の「タスク・マネージャ」で、「統合」に移動し、「接続の管理」をクリックします。
      2. E-Business Suite - 一般会計を選択して編集します。「使用可能」チェック・ボックスを選択し、「OK」をクリックします。次に、「デプロイ」「生成」の順にクリックします。
      3. E-Business Suite - 買掛管理について前述のステップを繰り返します。

      システムにより統合タスク・タイプが作成され、Integration CloudサービスへのIntegration Cloud統合もデプロイされます。

    注:

    これを初めて行う場合にIntegration Cloud内の接続が完了していないと、すべてのIntegration Cloudデプロイメントがアクティブ化中に失敗します。これは予期された動作です。これを修正するには:
    1. Integration Cloudにログインします。
    2. 「接続」に移動します。「FCCS」および「EBS」という名前の2つの接続が表示されます。オプションで、「検索」を使用します。

      FCCS接続を編集します。

      • 「接続の構成」をクリックし、FCCSのurlを<FCCS url>/HyperionPlanning/rest/cmapi/v1と入力します
      • 「セキュリティの構成」をクリックし、FCCSサービスのサービス管理者資格証明を入力します。次に、「テスト」「保存」の順にクリックします。

      注:

      サービス管理者のユーザーIDは、次のリンクに指定されている形式である必要があります: https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/enterprise-performance-management-common/prest/authentication.html

      EBS接続を編集します。

      • Oracle E-Business Suiteの接続URLと資格情報を入力します。
      • 「テスト」「保存」の順にクリックします。
    3. FCCSから「タスク・マネージャ」を開き、「統合の管理」を選択します。
    4. 「接続の管理」で、「アクション」メニューの「Integration Cloud接続」を選択し、「デプロイ」「生成」の順にクリックします。今回は、デプロイメントはエラーなしで完了します。
  9. IntegrationとEBSのリンクが正しく確立したことを確認します。そのためには、Oracle E-Business Suiteに管理者としてログインし、Integration Cloud RESTサービスがビジネス・イベントのサブスクライバとして追加されていることを確認します。次に例を示します。
    「E-Business Suite Administrator workflow」、「Business Events」を選択したスクリーンショット

    Integration Cloudサービスが追加されたことを確認します。例:
    確認のためのEBSでのビジネス・イベント・サブスクリプションのスクリーンショット