承認プロセスの構成タスク

アプリケーション内の無効な承認ユニット情報を自動的に修正する2つの構成タスクが承認プロセスに用意されています。これらのタスクは、「期間別拡張組織」が有効になっているかどうかに関係なく、アプリケーションで使用できます。

承認の構成タスクは次のとおりです:

  • 承認ユニットの自動修正

  • 承認のアプリケーション設定の自動修正

承認ユニットの自動修正

「承認ユニットの自動修正」構成タスクを使用すると、該当するすべてのシナリオ、年および期間について無効な承認ユニット情報を自動的に修正できます。

このタスクでは、該当する承認ユニットの所有者および移動パスのレベルを自動的に修正することもできます。無効な所有者やレベルなど、承認プロセス中にエラーが発生した場合、この構成タスクを実行することをお薦めします。タスクを実行すると、「ジョブ」コンソールの「詳細」ページに承認ユニット情報とともに、修正されたレベルや所有者のログが表示されます。

無効な所有者および移動パス・レベルのチェックは、承認ユニットの推奨事項プロセスの一部としても含まれています。システムによって、承認プロセスを開始したすべての承認ユニットについてアプリケーションがスキャンされて、現在の所有者およびレベル情報が承認ユニットについて有効であることが確認されます。プロセスをすでに開始している承認ユニットが多数ある場合、特にフェーズ承認を使用している場合、このプロセスではスキャンに時間がかかることがあります。アプリケーションに関する推奨事項を実行するには、アプリケーションに関する推奨事項の表示を参照してください。

この構成タスクを実行するには、サービス管理者である必要があります。

承認ユニットを自動的に修正するには:

  1. ホーム・ページで 「アプリケーション」をクリックし、「構成」をクリックします。

  2. 「承認ユニットの自動修正」をクリックします。

    所有者および場所の自動修正オプションがデフォルトで選択されています。

  3. 「承認ユニットの自動修正」画面で、「起動」をクリックします。

  4. タスクはジョブとして起動され、データの量によっては実行に長時間かかる場合があります。「ジョブ」コンソールでステータスを参照できます。

承認のアプリケーション設定の自動修正

「承認のアプリケーション設定の自動修正」タスクを使用すると、承認に必要なアプリケーション設定を自動的に修正できます。このタスクでは、承認についてシナリオ、年および期間ディメンションを自動的に有効にすることもできます。

この構成タスクを実行するには、サービス管理者である必要があります。

承認プロセス中には、ディメンションのアプリケーション設定に基づいて次のタイプのエラーが発生することがあります。

  • シナリオが承認について有効になっていない

    承認プロセスを使用するには、PMScenarioEnabled アプリケーション設定をTrueに設定する必要があります。

  • 年メンバーが承認について有効になっていない

    承認プロセスを使用するには、年ディメンションのメンバーのアプリケーション設定がProcess Mgmt = Trueで設定されている必要があります。

  • バージョン・ディメンションが承認について有効になっている

    承認プロセスを使用するには、PMVersionEnabledアプリケーション設定がFalseに設定されていることを確認します。バージョンは有効なディメンションではないためです。

アプリケーション設定のチェックは、承認ユニットの推奨事項プロセスの一部としても含まれています。アプリケーションに関する推奨事項を実行するには、アプリケーションに関する推奨事項の表示を参照してください。

承認のアプリケーション設定を自動的に修正するには:

  1. ホーム・ページで 「アプリケーション」をクリックし、「構成」をクリックします。

  2. 「承認のアプリケーション設定の自動修正」をクリックします。

    承認のシナリオ、年、期間ディメンションの自動有効化を実行しますオプションがデフォルトで選択されています。

  3. 「承認のアプリケーション設定の自動修正」画面で、「起動」をクリックします。

  4. タスクはジョブとして起動され、データの量によっては実行に長時間かかる場合があります。「ジョブ」コンソールでステータスを参照できます。