この項に、承認プロセスでエラーが発生する原因として最も一般的なものをいくつかリストします。
エンティティのロック中のInvalid Dataエラー
エンティティのロック中にInvalid Dataエラーが発生する場合があります。このエラーは、次の理由で発生する可能性があります。
エンティティのロック解除中のInvalid Dataエラー
エンティティのロック解除中にInvalid Data エラーが発生する場合があります。このエラーは、このターゲット・エンティティまたはその子孫(あるいはその両方)の現在の年度の将来の期間のいずれかがロックされている場合に発生する可能性があります。
承認カードを使用してエンティティのロックを解除している場合は、エラー・メッセージをクリックしてエラーの詳細を表示します。
エンティティのロックとロック解除を参照してください。
エンティティのロック解除中のExceptionエラー
エンティティのロック解除中にExceptionエラーが発生する場合があります。この例外が発生する原因の1つとして、承認プロセス中にユーザーが承認所有者を変更したことが考えられます。承認ユニットがすでに開始されている承認ワークフローを変更すると、ワークフロー・ロジックが破損して、予期しない問題が発生することがあります。
解決策: ワークフローを適切に定義してから、承認プロセスを開始する必要があります。所有者を変更する必要がある場合、エンティティをロックするプロセスが進行中であれば、承認プロセスを除外してから再開する必要があります。再開するには、「承認の管理」から、ビューを「ツリー」ビューに変更し、エラーの原因となっているエンティティを検索し、それを「開始」から「除外」に設定した後、再度「開始」に設定します。
承認プロセス中の断続的な失敗
Lock、Unlock、Promote、Approveなどの承認プロセスが断続的に失敗することがあります。
回避策: 承認カードからアクションを開始した後は、ページを繰り返し更新しないでください。アクションが完了するまでしばらく待ってから、ページを更新してください。
エンティティ開始中のFailed: Ambiguous Automatic Userエラー
承認プロセスのエンティティを開始できるのは、サービス管理者のみです。承認開始プロセスでは、エンティティの所有者が割り当てられ、プロモーション・パスの正しい場所に配置されます。次の両方の条件が当てはまる場合、開始プロセスは所有者をターゲット・エンティティに割り当てません。
このエラーを回避するには、少なくとも1人の所有者が、承認ユニット階層のルート・レベル・エンティティに割り当てられていることを確認してください。これにより、所有者が割り当てられていないすべての子孫が、ルート・エンティティから所有者の割当てを継承できます。
承認ユニットの所有者と確認者の割当てを参照してください。
承認プロセスのパフォーマンスの最適化
承認プロセスのパフォーマンスは次の要因に依存します:
検証ルールを含むフォームの数。ロックおよびロック解除プロセス中には、ターゲット・エンティティのそれぞれの子孫についてフォームがロードされるため、追加するフォームの数をできるかぎり少なくしてください。
フォームの設計。ベスト・プラクティスについては、検証ルールを含むフォームのベスト・プラクティスを参照してください。
フォームについて選択した検証ルールのオプション。フォームへのデータ検証ルールの組込みを参照してください。