承認ユニットおよびその親の所有者と確認者を選択する場合、承認ユニットの移動パスを設定します。
承認ユニットのシナリオ、年および期間で確認プロセスが開始されると、承認ステータスはそのエンティティに対して「レビュー中」になり、承認ユニット階層で定義された移動パスに従って現在の所有者がそのエンティティに割り当てられます。
このステージでは、書込みアクセス権を持っている承認ユニットの現在の所有者のみが、エンティティのデータを入力または変更できます。
「期間別拡張組織」が有効になっている場合、共有エンティティの各インスタンスの共通データには、そのインスタンスが存在する階層の分岐によって決定された、複数の所有者がいることがあります。それぞれの所有者に共通データに対する書込みアクセス権が付与されますが、それぞれの承認ユニットは独自のステータスになります。
ただし、移動パスの内部または外部で読取りまたは書込みアクセス権を持つ任意のユーザーは、データを参照できます。
承認ユニットの現在の所有者は、移動パス内でエンティティが上位へ移動するにつれて変化します。エンティティが上位となる次のレベルに移動すると、データに対する書込みアクセス権はなくなりますが、エンティティのデータに対する読取りアクセス権は引き続き付与されます。
