テンプレートからスケジュールを作成する際の「パラメータのオーバーライド」オプションの使用

統合タスクには、定期的に更新する必要があるパラメータがあることが一般的です。多くの統合タスクには、様々なスケジュールでのタスクの実行間で異なる期間パラメータがあります。たとえば、「データ・ルールの実行」統合タスクの「開始期間」および「終了期間」パラメータは、テンプレートから作成される様々なスケジュール内で変更する必要がある場合があります。

「パラメータのオーバーライド」オプションを使用すると、定期的に更新する必要があるこれらのパラメータをすばやく更新できます。

最初に、タスク・タイプで「スケジュール設定時にオーバーライド」プロパティを選択して、スケジュール設定時に更新する必要がある統合パラメータを指定します。新しいタスク・タイプについては、タスク・タイプ・パラメータの設定を参照してください。既存のタスク・タイプについては、タスク・タイプの編集を参照してください。

たとえば、「データ・ルールの実行」タスク・タイプを編集します。「パラメータ」タブで、「開始期間」および「終了期間」について「スケジュール設定時にオーバーライド」オプションを選択し、保存します。

次に、統合タスクをテンプレートに追加する際に、タスク・タイプを選択し、必要なパラメータを設定します。オーバーライドするように指定したパラメータについては、デフォルト値を指定するか、空白のままにすることができます。テンプレートへのタスクの追加を参照してください。

たとえば、「データ・ルールの実行」タスク・タイプを選択して、1つ以上の「データ・ルールの実行」タスクをテンプレートに追加します。「パラメータ」タブで、「開始期間」に「1月」を入力し、「終了期間」に「2月」を入力します。

最後に、テンプレートからスケジュールを作成する際に、「スケジュール設定時にオーバーライド」タブを選択します。表内に、スケジュール設定時にオーバーライドするように指定されたすべてのパラメータが現在の値とともにリストされます。そのタスク・タイプを使用するすべてのタスクについて設定される、新しいパラメータ値を入力できます。

たとえば、テンプレートからスケジュールを作成する際に、「スケジュール設定時にオーバーライド」タブには、「データ・ルールの実行」の「開始期間」および「終了期間」パラメータとそれらの現在の値が表示されます。表内で値を更新すると、パラメータをオーバーライドできます。

スケジュールが作成されると、「データ・ルールの実行」タスクは、「開始期間」が「2月」、「終了期間」が「3月」として設定されます。