タスク・タイプ・ルールの操作

タスク・タイプ・ルールは同じタスク・タイプのすべてのタスクに適用されるため、タスクのグループにルールを適用するための便利なメカニズムとして機能します。「タスク・タイプ」ダイアログで構成されたルールは、「タスクの編集」ダイアログに伝播され、そのダイアログの「ルール」タブに表示され(テンプレート・タスクの場合は読取り専用形式)、スケジュール・タスクにコピーされます。

使用可能なタスク・タイプ・ルール:

  • タスクの自動承認: 指定された条件を満たしている場合にのみ、指定された承認を自動的に完了します。

    このルールに適用される条件の例: 属性に指定の値がある場合(計算済属性を含む)

    条件を満たすと、指定の承認者レベルが完了としてマークされ、これによりワークフローが次の承認レベルに進むか、他に承認レベルがない場合は「クローズ済」になります。

    タスクの自動承認は、タスク・ステータスが「オープン(承認者)」に変更されたときに実行されます。

  • タスクの自動送信: 指定された条件を満たしている場合、タスクが自動的に送信されます。

    条件を満たすと、担当者役割が完了としてマークされ、これによりワークフローが最初の承認レベルに進むか、承認レベルがない場合は「クローズ済」になります。

    タスクの自動送信ルールは、タスク・ステータスが「保留中」からオープン(担当者)に変更されたときに実行されます。

  • タスク承認の防止: このルールでは、属性値または他の特性に基づいて、タスクが承認されないようにします。このルールは、承認者が「承認」をクリックすると実行されます。

  • タスク送信の防止: このルールでは、属性値または他の特性に基づいて、タスクが送信されないようにします。このルールは、担当者が「送信」をクリックすると実行されます。

  • 更新時に電子メールを送信: このルールは、タスクに対するユーザー・アクションに基づいて実行されます。したがって、ルールの条件を適切に設定する必要があります。最も一般的な条件は、「ステータス」属性または「ステータス(詳細)」属性を含む条件です:
    • 「ステータス」属性: 選択できる有効な値は、「クローズ済」のみです。「保留中」、「オープン」および「エラー」はすべて、タスクに対する自動アクションによって生じるステータスです。
    • 「ステータス(詳細)」属性: 有効なステータスは、承認者を含むものです。

タスク・タイプ・ルールを操作するには:

  1. ホーム・ページで、「アプリケーション」「タスク・マネージャ」の順にクリックします。
  2. 左側の「タスク・タイプ」タブをクリックします。
  3. タスク・タイプをクリックし、「編集」をクリックします。
  4. 「ルール」タブを選択します。次の情報を表示できます:
    • 順序: 優先順位

    • ルール: ルールの名前

    • 条件: ルールを実行する前に存在している必要がある条件の選択

  5. ルールを編集するには、「ルール」タブで「編集」をクリックして更新します。
    • ルール: ルールを選択します。

    • 説明: オプション。ルールを構成した理由と使用方法を説明します。

    • メッセージ(次に示す一部のルールに使用):

      • 承認者へのメッセージ: 「タスク承認の防止」ルールで、承認者へのオプションのメッセージを定義します。

      • 担当者へのメッセージ: 「タスク送信の防止」ルールで、担当者へのオプションのメッセージを定義します。

    • 承認者レベル: 特定のルールについて、「すべてのレベル」のルールを選択するか、承認者レベルを選択します。

      注:

      「タスクの自動承認」ルールと「タスク承認の防止」ルールには、「承認者レベル」を設定する必要があります。

    • 「フィルタの作成」を選択して条件セクションに移入するか、「保存済フィルタの使用」を選択してからフィルタを選択します。ルールに対して選択および構成されたフィルタが、適用するルールをトリガーする条件を決定します。

    • 「条件」では、次のいずれかを選択します:

      • 保存済フィルタの使用: 「条件」セクションに、保存済フィルタに関連付けられた条件の読取り専用バージョンが表示されます。

      • フィルタの作成: 「条件」セクションが有効になります。

        「組合せ」「ソース」「属性」「演算子」および「値」は、既存の詳細フィルタ機能の場合と同様に動作します。

    • 「タスクのフィルタ」では、条件を選択する必要があるタスクを指定します:

      • 現在のタスク

      • 任意の先行

      • 特定のタスク: 「タスクID」を指定します。

    注:

    ルール定義に変更を加えると、追加情報が監査ログに追加されます。変更は、「履歴」タブおよび「監査レポート」の両方に表示できます。

  6. 関連項目: