アプリケーションのカスタム・ルールは、連結プロセスに追加するか、またはオンデマンド・ルールとして追加できます。構成可能な連結ルールと構成可能な計算ルールは、連結中に自動的に実行されます。オンデマンド・ルールは、ユーザーが「ルール」カードから、またはデータ・フォームからそれらを起動したときに実行されます。連結の一部としては実行されません。
また、オンデマンド・ルールは、Oracle Smart View for Officeで使用することも、データ・ロードによるデータ・ロードの後処理の一部として使用することもできます。
オンデマンド・ルールを作成、編集または削除するには、管理者である必要があります。管理者はオンデマンド・ルールを実行できますが、パワー・ユーザーとユーザーは、管理者に起動権限を付与され、POVディメンション・メンバーに対するアクセス権を持っている場合にのみ実行できます。
オンデマンド・ルールは、フォームに追加することもできます。データ・フォームへのオンデマンド・ルールの追加を参照してください。
注:
オンデマンド・ルールはConsolキューブに追加します。Ratesキューブには追加できません。Consolキューブには、構成可能な計算用に6つのプレースホルダ・ルールがシードされています。これらのルールを削除または名前変更することはできません。
オンデマンド・ルールを作成するには:
「ナビゲータ」アイコンをクリックします。
「作成および管理」で「ルール」をクリックします。
Calculation Managerが開き、システム作成ルールとユーザー定義ルールの両方が表示されます。
「Planning」フォルダを展開し、「FCCS Consol Rules」フォルダに移動します。
「Rules」フォルダを右クリックして「新規」を選択します。
ルール名を入力して「OK」をクリックします。
名前は一意である必要があり、FCCS_接頭辞で始めることはできません。この接頭辞は、シード済ルール用に予約されています。ClearEmptyBlocks、Consolidate、ForceConsolidate、ForceTranslate、Translateなど、既存のシステム・ルールの名前を使用することもできません。
「アプリケーション・タイプ」では、「Planning」を使用します。「アプリケーション」では、アプリケーションの名前を使用します。
「キューブ」では、Consolのデフォルト設定を使用します。
スクリプトの文を入力できるスクリプト・エディタが開きます。グラフィカル・モードでの作業を希望する場合、ドロップダウン・リストで「デザイナ」に変更できます。Calculation Managerで、計算スクリプトまたはGroovyスクリプトベースのルールを作成できます。
サポートされている関数のリストは、Calculation Managerのカスタム定義関数の操作およびサポートされているEssbase関数を参照してください。Groovyスクリプトの操作の詳細は、Planningの管理ガイドのGroovyルールの使用を参照してください。
「プロパティ」ペインで、ルールのオプションの説明とコメントを入力できます。
「値」列で、連結、通貨、エンティティ、期間、シナリオおよび年ディメンションの実行時プロンプトのデフォルト・メンバーを選択します。
シナリオ、年、期間およびエンティティに対する書込みアクセス権を持っている必要があります。
通貨ディメンションでは、エンティティ通貨または入力通貨を選択します。
連結ディメンションでは、「FCCS_Entity Input」、「FCCS_Translated Currency Input」、「FCCS_Amount Override」または「FCCS_Rate Override」を選択できます。
注:
連結ディメンションでは、「FCCS_Amount Override」または「FCCS_Rate Override」を使用する場合、最初に、Consolキューブの次の代替変数を設定して有効にする必要があります:
ODR_ENABLE_RATE_AMOUNT_OVERRIDE = TRUE
。
代替変数の作成および値の割当てを参照してください。
エンティティ・ディメンションでは、共有エンティティを使用する場合、共有エンティティに影響を与えるためには、実行時プロンプトでプライマリ・エンティティと共有エンティティの両方を明示的に定義する必要があります。
エンティティ・ディメンションでは、すべてのレベル0の子孫に対するオンデマンド・ルールを実行するには、メンバー・セレクタからレベル0の子孫関数を選択する必要があります。たとえば、「FCCS_Total Geography」のすべてのレベル0の子孫に対するルールを実行するには、「FCCS_Total Geography」をパラメータとして使用して、レベル0の子孫関数を選択します。例: IDescendants ("FCCS_Total Geography"。
オンデマンド・ルールのFIX文には、実行時プロンプト・ディメンションを含めることができないことに注意してください。また、実行時プロンプト・ディメンションは、式の左側またはターゲット側では使用できませんが、右側またはソース側では使用できます。
ルールを検証するには、「アクション」メニューで「検証および保存」を選択します。
前にデフォルト値を指定していないすべての実行時プロンプト・ディメンションに対してメンバーを指定する必要があります。
検証に失敗した場合、ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「ジョブ」をクリックしてジョブの詳細を表示します。
確認のプロンプトで「OK」をクリックします。
ルールを表示するには、「Rules」フォルダに移動して「リフレッシュ」を右クリックします。
新規ルールがルール・リストに表示されます。オンデマンド・ルールは、シード済の構成可能な計算ルールの後にアルファベット順にリストされます。
これは、デプロイされるまではアクティブになりません。
ルールをデプロイするには、「アクション」メニューで「デプロイ」を選択します。
デプロイ後にルールをデプロイ解除することはできません。ルールが不要になった場合は削除できます。
確認のプロンプトで「OK」をクリックします。
ルールがデプロイされたことを確認するには、ホーム・ページで「ルール」をクリックし、「リフレッシュ」をクリックします。
デプロイされたルールは、ルールのリストでシステム・ルールの後に表示されます。