管理者は、アプリケーション・クラスタ内の「承認グループ」カードで、ビジネス・プロセスの承認グループを定義します。
承認グループ定義を作成または変更するには、サービス管理者である必要があります。パワー・ユーザーには、承認グループ定義に対する表示アクセス権があります。
承認グループ・ディメンションのメンバー
承認グループは、次のディメンションのメンバーの組合せとして定義できます。
勘定科目
増減
会社間
データ・ソース
複数GAAP
Custom1
Custom2
Custom...X
連結 - 金額およびレート・オーバーライド勘定の場合にのみ該当
次のディメンションは、承認グループ定義には含まれません。
シナリオ - AUHの割当
年 - AUHの割当
期間 - AUHの割当
エンティティ - AUHの定義
ビュー - 期別
連結 - ディメンション内のすべてのメンバーに適用されるため該当なし
通貨 - エンティティ通貨
承認グループは、次の情報で構成されます。
名前
説明
マルチディメンショナル・セルを定義する1つ以上のルール(スライス定義)
ルールに対してディメンションが選択されていない場合、このディメンションのすべてのメンバーがルールに含まれることを意味します。ルールに含めるメンバーを選択するために、関数および除外を使用できます。
承認グループは、1つ以上のスライスで構成されます。アプリケーションに必要な数のグループを定義する必要があります。定義できる承認グループの数に制限はありません。ただし、承認グループは、承認ユニット階層(AUH)への割当の際のフェーズ承認のためにのみ使用されます。
異なるフェーズ間で重複しているセルのルール
同じ承認ユニット階層内の異なるフェーズで使用される1つ以上の承認グループに同じPOVスライスが含まれる場合があります。
様々なグループで定義された100のデータ・セルがあるとします。
グループA – セル1から10、21から30
グループB – セル11から20、31から50
グループD – セル91から100
グループE – セル1から50
一部のセルは複数のグループに含まれるため、システムでは最初のインスタンスが使用され、そのセルが含まれている可能性がある後続のグループは無視されます。
たとえば、勘定科目セル50が同じ承認ユニット階層に割り当てられたグループAとグループEの両方に含まれる場合、グループAは承認ユニット階層内に割り当てられた最初のグループであるため、勘定科目セル50はグループAに含まれます。
ユーザーがグループAにいる場合、そのユーザーは勘定科目セル50に対してデータの入力または変更を行えます。ユーザーがグループEにいる場合、セル50はグループE定義の一部であっても、セル50はすでにグループAに含まれているため、グループEのデータの一部とみなされません。つまり、最初のインスタンスが含まれる場所の優先順位のルールに従って、セル50はグループAにのみ含まれ、グループEには含まれません。
システム承認グループ
すべてのフェーズがロックされると、すべてのセルが確認プロセスに含まれるようにするため、エンティティのデータはロックされます。そこで、適用可能な各ディメンションのすべてのメンバーを含めるため、システムで作成されたFCCS_DefaultGroup
というグループが用意されます。
承認グループがAUHに割り当てられると、FCCS_DefaultGroupシステム・グループは常に承認ユニット階層の最後のフェーズになります。これには、前のフェーズで定義されていないすべてのセルが含まれます。
承認グループを定義するには:
「編集」をクリックして「メンバーの選択」ページを開き、承認グループ・ルールに含めるメンバー、代替変数および属性を選択します。
「除外の追加」をクリックして、ルール内の除外を定義します。このディメンションに含める対象のサブセットを除外できます。
「クリア」をクリックして、選択をクリアします。
ルールを削除するには、. をクリックします。
新しい承認グループが、承認グループ・リストの最後に追加されます。グループ内のルールを並べ替えるには、アプリケーション・グループの横にあるをクリックし、「上へ移動」または「下へ移動」を選択します。
ヒント:
また、承認グループをドラッグして、リスト内で上下に移動することもできます。