承認グループの理解

承認グループを使用すると、最初に一部のデータを確認のために送信し、他のデータを後で確認できます。確認プロセス時に、承認ユニット全体ではなく、各フェーズの承認ユニットを移動できます。

たとえば、確認プロセス要件は、期間ごとに異なる場合があります。月締めサイクルは、1月と2月の貸借対照表と損益計算書のデータについて単一フェーズの確認プロセスを必要とする場合があります。3月などの四半期月の場合、四半期締めの確認プロセスは、貸借対照表、損益計算書および補足のデータで複数フェーズの送信サイクルを必要とします。

また、確認プロセス要件は、シナリオごとに異なる場合もあります。たとえば、実績シナリオは、確認のために送信される貸借対照表と損益計算書の勘定科目のみを必要とします。予算シナリオの場合は、すべての勘定科目を必要とし、予測シナリオの場合は、損益計算書の勘定科目と補足データのみを必要とします。

承認グループを使用したフェーズ送信では、追加のシナリオを必要とすることなく、これらの異なる承認要件を満たすことができます。

アプリケーションで作成できる承認グループの数に制限はありませんが、承認ユニット階層に割り当てることができる承認グループの最大数は20です。

承認グループを使用した送信フェーズを設定するには、次のタスクを実行します:

  1. 承認グループを定義し、承認グループをディメンション・メンバーに割り当てます。承認グループの定義を参照してください。

  2. 承認グループを承認ユニット階層に割り当てます。承認ユニット階層への承認グループの割当を参照してください。

拡張承認フローの設定についてさらに学習するには、次のビデオをご覧ください:

ビデオ・アイコン Oracle Financial Consolidation and Closeでの拡張承認フローの設定