エンタープライズ仕訳ステータス

仕訳フロー・ステータスは、仕訳の現在の状態を示します。仕訳ステータスは、仕訳を作成、送信、承認すると変わります。

表22-2 仕訳ワークフロー・ステータス

ステータス 説明

オープン(承認者)

策定者が仕訳を送信すると、責任がワークフローの最初の承認者に移り、ステータスが「オープン(承認者)」に変わります。

承認者が仕訳を承認すると、責任はワークフローの次の承認者に移動し、その承認者が存在する場合、ステータスは「オープン(承認者)」のままです。電子メール通知が承認者に送信されます。仕訳に他の承認者が存在しない場合、ステータスは「クローズ済」に変わります。

オープン(策定者)

承認者が仕訳を却下すると、責任は策定者に戻され、ステータスは「オープン(策定者)」に変わります。

オープン(承認者)

策定者が仕訳を送信すると、責任はワークフローで定義された承認者に移ります。

クローズ済

ワークフローに基づいてすべての承認者が仕訳を承認すると、ステータスは「クローズ済」に変わります。

オーバーライド済

仕訳が強制クローズされると、ステータスは「オーバーライド済」に変わります。

仕訳検証ステータスは、仕訳の現在の検証ステージを示します。仕訳データは、承認のために送信したり、転記する前に検証する必要があります。仕訳が外部検証について有効になっている場合、対応する仕訳の入力がターゲットERPシステムに対して検証されます。

表22-3 仕訳検証ステータス

ステータス 説明
未検証 仕訳データは検証されていません。

検証準備完了

仕訳データは外部検証の準備が完了しています。

検証進行中

仕訳検証が進行中です。

有効

仕訳データは外部のターゲットERPシステムに対して検証されており、データは有効です。

失敗 仕訳データは外部のターゲットERPシステムに対して検証されており、検証は失敗しました。

仕訳転記ステータスは、仕訳の現在の転記状態を示します。実行できる仕訳アクションは、仕訳ステータスで決まります。たとえば、仕訳ステータスが「承認済」の場合、実行できる操作は「転記」のみです。

表22-4 仕訳の転記ステータス

ステータス 説明
未転記 仕訳は一般会計に転記されていません。

転記準備完了

ワークフローに基づいて仕訳が送信および承認され、システムで検証されると、転記準備完了です。

転記進行中

仕訳転記が進行中です。

「転記済」または「失敗」

仕訳転記処理後のステータス。ジョブ・コンソールでジョブ・ステータスを参照できます。