例: 必須のディメンション

次の例では、非アンカー・ディメンションが必須ではない場合、システムは、必須ではないディメンションを含まないタイプの有効交差グループ内のすべての残りのディメンション交差を評価します。この動作では、1つの有効なディメンションのみを含む有効交差グループの評価が発生する可能性があります。

表15-3 例 - 必須と必須ではない非アンカー・ディメンション

有効交差グループ アンカー・ディメンション - エンティティ 非アンカー・ディメンション - 製品
1 DESC(500-製造) - 選択されていないメンバーは有効です DESC(P_TP1 - コンピュータ設備) - 必須ではない

グループ1では、製品ディメンションは必須ではなく、選択されていないエンティティは有効です。したがって、実行時、フォームまたはビジネス・ルールのタイプに製品ディメンションが含まれない場合、システムではエンティティ・ディメンションの選択内容が評価され、製品ディメンションを含まないタイプに対してすべてのエンティティが有効とマークされます。

表15-4 例 - 必須と必須ではない非アンカー・ディメンション

有効交差グループ アンカー・ディメンション - エンティティ 非アンカー・ディメンション - 製品
2 DESC(500-製造) - 選択されていないメンバーは無効です DESC(P_TP1 - コンピュータ設備) - 必須ではない

グループ2では、製品ディメンションは必須ではなく、選択されていないエンティティは無効です。したがって、タイプに製品ディメンションが含まれない場合、システムではエンティティ・ディメンションの選択内容が評価され、製品の子孫を除くすべてのエンティティが無効とマークされます。したがって、製品ディメンションを使用しないタイプでは、製造エンティティの子孫でのデータ入力のみが許可されます。

注意:

非アンカー・ディメンションが必須であるかどうか、特に1つの有効なディメンションのみを含む有効交差グループが結果に残されているかどうかを注意深く検討してください。また、アンカー・ディメンション・メンバーに対する「選択されていないメンバーは有効です」オプションの選択も、有効交差のシステム動作で重要な役割を果たします。例: 選択されていないメンバーは有効ですを参照してください。