デフォルトでは、管理者のみがオンデマンド・ルールを実行できます。他のユーザーがオンデマンド・ルールを参照および実行できるのは、管理者によって起動アクセス権を割り当てられており、シナリオ、年、期間およびエンティティに対するセキュリティ・アクセス権を持っている場合にかぎられます。
オンデマンド・ルールは、次のものを使用して起動できます。
「ルール」カード
データ・フォーム
Oracle Smart View for Office
「ルール」カードからのオンデマンド・ルールの起動
「ルール」カードには、システム・ルールとユーザー定義オンデマンド・ルールの両方のリストが表示されます。
ルールに対する起動権限を持っているユーザーは、ルールを起動できます。
「ルール」カードからオンデマンド・ルールを起動するには:
ホーム・ページで、「ルール」をクリックします。
ルールのリストをフィルタするには、「フィルタ」アイコンをクリックします。
デプロイ済のオンデマンド・ルールのみが表示されます。
「キューブ」ドロップダウン・リストで、「Consol」を選択します。
オンデマンド・ルールは、システム・ルールの後にアルファベット順にリストされ、「ユーザー」アイコン
で識別されます。
ルールのリストで、オンデマンド・ルールを選択して「起動」をクリックします。
ビジネス・ルールを起動するには、それらのルールがCalculation Managerからデプロイされている必要があります。
ルールに定義されている実行時プロンプトのディメンション・メンバー値を入力するためのポップアップ・ウィンドウが表示されます。ルールが最初に起動された場合、プロンプトの値は空白になります。ルールに値が入力されると、最後に使用された値がデフォルトとして表示されますが、これは必要に応じて変更できます。
注:
エンティティ・ディメンションでは、複数のエンティティまたは1つのメンバー・リストを指定できますが、他のすべてのディメンションでは、1つのメンバーのみを指定できます。
ビジネス・ルールを実行してエラーが発生した場合は、エラーをすばやく解決するのに役立つ詳細なメッセージが「ビジネス・ルール」ページに表示されます。「ジョブの詳細」ページでエラーの詳細を確認することもできます。
Calculation Managerからのオンデマンド・ルールの起動
Calculation Managerからオンデマンド・ルールを実行すると、ルールの実行に関する統計を表示できます。
Calculation Managerからオンデマンド・ルールを起動するには:
ホーム・ページで、「ルール」をクリックします。
ルールのリストをフィルタするには、「フィルタ」アイコンをクリックします。
デプロイ済のオンデマンド・ルールのみが表示されます。
「キューブ」ドロップダウン・リストで、「Consol」を選択します。
オンデマンド・ルールは、システム・ルールの後にアルファベット順にリストされ、「ユーザー」アイコン
で識別されます。
ルールのリストから、オンデマンド・ルールを開きます。Calculation Managerでルールが開きます。
Calculation Managerメニューから、「起動」をクリックします。
以前に指定したランタイム・プロンプト値を変更できるポップアップ・ウィンドウが表示されます。
「OK」をクリックして、ルールを実行します。
「起動ステータス」ダイアログが表示されたら、「OK」をクリックします。エラーがある場合は、「ログ・メッセージ」タブをクリックして詳細を表示します。
データ・フォームからのオンデマンド・ルールの起動
管理者は、データ入力フォームにオンデマンド・ルールを添付できます。フォームのデータを表示または入力するときに、データ・フォーム内からオンデマンド・ルールを実行すると、実行後にそのフォームに計算結果が表示されます。
オンデマンド・ルールを作成する場合、シナリオ、年、期間、エンティティ、通貨および連結ディメンション・メンバーの実行時プロンプトを指定します。システムの実行時プロンプトは削除できませんが、ルールを起動する前にそれらを変更することはできます。
フォームのメンバーを使用する設定が選択されている場合、ルールの起動時に、選択したセルの現在のメンバーがポップアップに自動的に表示されます。実行時プロンプトには、ディメンションごとに1つのメンバーのみが表示されます。
システムでは、ユーザーの選択用として、フォームに割当て済のビジネス・ルールのみが表示されます。選択後に、POV選択に基づいて実行時プロンプトの値が表示されます。
ユーザーが、ルールの起動時に行全体または列全体を選択してセルのブロックを選択した場合、実行時プロンプトの選択セルとして、左上隅のセルが使用されます。
オンデマンド・ルールは、「アクション・メニュー」ドロップダウン・リストから(カスタム・メニューを使用)、または「ビジネス・ルール」オプションから起動できます。
オンデマンド・ルールを実行すると、計算プロセスに含まれるすべてのエンティティは、元の計算ステータスにかかわらず、そのステータスが「影響」になります。ロックされているエンティティに対しては、オンデマンド・ルールは実行されません。適用可能なすべての親および祖先メンバーは「影響」に、データを含む将来のすべての期間も「影響」になります。
フォームでオンデマンド・ルールを起動するには:
ホーム・ページで「データ」をクリックし、フォームを開きます。
「アクション」メニューで「ビジネス・ルール」を選択し、ルールを選択します。
起動確認のメッセージで、「OK」をクリックします。
「実行時プロンプト」ダイアログ・ボックスで、「起動」をクリックし、値を指定するか、プロンプトのデフォルト値を使用して、「OK」をクリックします。
Smart Viewからのオンデマンド・ルールの起動
Smart Viewでフォームを開く場合、オンデマンド・ルールを起動するには、データ・フォームの場合と同じオプションを使用できます。「ビジネス・ルール」オプションを使用するか、カスタム・メニューからルールを起動できます。
「ビジネス・ルール」オプションを使用してルールを起動するには:
データ・フォームを開き、「計算」メニュー・オプションを選択します。
「ビジネス・ルール」を選択するか、「フォームに関する規則」を選択してフォームに定義されたルールのみを表示します。
起動するビジネス・ルールを選択します。
実行時プロンプトが表示されたら、ディメンションのメンバーを選択して「OK」をクリックします。デフォルトでは、POVセルのメンバーが使用されます。実行時にデフォルト値を変更できます。
カスタム・メニューからルールを起動するには:
データ・フォームを開き、セルを右クリックして「Smart View」を選択します。
フォームに添付されたカスタム・メニューからメニュー・オプションを選択します。
起動確認のメッセージで、「OK」をクリックします。
実行時プロンプトでディメンションのメンバーを選択し、「OK」をクリックします。