データ・ロード方法

アプリケーションにデータ・ファイルをロードするには、次のオプションを使用できます。

  • マージ - アプリケーションのデータを、ロード・ファイルのデータで上書きするには、このオプションを使用します。データ・ロード・ファイルの各レコードは、セルにインポートされ、古い値がある場合は置換されます。

  • 置換 - アプリケーションのデータを置換するには、このオプションを使用します。

    定期的なロードの場合、置換モードでは、特定のシナリオ/年/期間/エンティティ/マップされたデータ・ソースの最初のレコードが出現する前に、そのシナリオ、年、期間、エンティティおよびマップされたデータ・ソースのデータの組合せ全体が、手動で入力されたデータであるか以前にロードされたデータであるかに関係なくクリアされます。

    データをYTD_Inputにロードすると、ロード・ファイルからデータがロードされ、データのロード・ファイルに指定されていないフロー勘定科目の前の期間のYTD値が逆になります。この動作は、増減ディメンションのFCCS_Mvmts_SubtotalおよびFCCS_OpeningBalanceAdjustmentの下にあるすべてのメンバーに対して生じます。

    年度の最初の期間については、逆にするYTDデータが存在しないため、期間2-12または2-13に対してこのメソッドが適用されます。

    残高勘定科目の場合、YTD_Inputにロードされた値がコピーされ、FCCS_Periodicに保管されます。

    注:

    YTD_Inputメンバーは、YTDデータの入力にのみ使用されます。これを使用して、YTDの値を追加または変更できますが、YTDの値をクリアすることはできません。

    データ・ロード・プロセスでクリアするデータの基準に連結ディメンション・メンバーを含めることもできます。たとえば、換算のオーバーライド・データまたは他の入力メンバーのデータをクリアせずに、置換モードでエンティティ入力データをロードできるため、そのデータを再入力または再ロードする必要がありません。プロセスに連結ディメンション・メンバーを含めるには、DataLoadConsolMemberという名前の代替変数を追加して値をTrueに設定する必要があります。

    期末残高入力データのみを含むデータ・ファイルをロードして、前期間のゼロ以外の期末残高金額を逆仕訳することができます。期末残高入力のあるPOVのみを含むデータ・ファイルを置換モードでロードすると、前期間の期末残高の逆仕訳がデフォルトの増減に書き込まれます。例: データ・インポート・ファイル - 期末残高入力および置換モードを参照してください。

    Financial Consolidation and Close財務では、前期間からのYTD期末残高が逆になります。最初の期間のFCCS_Net Income/FCCS_Owner's Incomeは逆になりません。このため、貸借対照表勘定科目と収益勘定科目の両方について期末残高入力をロードできます。この動作を無効にするには、NewLoadYTDClosingBalanceInput代替値をFalseに変更します。

  • Accumulation Type - ロード・ファイルのデータを使用してアプリケーションのデータを累計するには、次のオプションのいずれかを選択します。

    • なし - データ・インポート・ファイルの各レコードによって、レコードのデータベースの既存の値を置換します。

    • データベースを使用 - セルの既存の値にデータを追加します。

    • ファイル内 - ファイル内のセルの値を累計します。