複数通貨の操作

アプリケーションが複数通貨をサポートする場合、フォームのエンティティごとに複数通貨を使用可能にできます。

複数通貨を使用可能にすると、ユーザーは現地通貨からレポートの通貨に換算された値を表示し、セルの基本通貨を上書きできます。

ノート:

  • フォームに現地通貨が選択されると、保管されるデフォルトとセルに表示される通貨は、(指定した)エンティティの基本通貨です。ユーザーはデータ値を現地通貨メンバーにのみ入力できます。現地通貨メンバーが選択されると、アプリケーションに指定されたすべての通貨は入力タイプとして使用可能になります。

  • 「通貨の編集」ダイアログ・ボックスで各通貨にディメンション・プロパティを設定できます。プリファレンスで、ユーザーはさまざまな表示オプションを選択することや、「通貨設定」を選択して管理者が設定したプロパティを適用することができます。

  • 通貨はレポート通貨のみに換算されます。ユーザーはレポート通貨に表示されるセルにデータを入力できません。アプリケーションの主要通貨は、デフォルトによってレポート通貨です。レポートの通貨にする通貨を変更することができます。

  • アプリケーションに定義された通貨はデータ入力に有効な通貨です。データ入力に有効な通貨は、ユーザーがデータ入力中に通貨リンクをクリックしてアクセスできるリストに表示されます。

  • 入力値に関連付けられている通貨コードは数値として保管されます。このコードはディメンション式およびビジネス・ルールで計算されます。この通貨コードの計算された値が正しくない、または無効な通貨コードに換算される場合があります。混在する通貨で子がいる場所では、上位レベルで計算結果を確認するようにします。

  • 親が複数の子を持つ場合は、その中の1つの子のみが書き換えられた通貨を持ち、親は書き換えられた通貨コードを継承します(これはフォームに表示されません)。

  • 選択した通貨に換算を試みようとすると、親のエンティティが#MISSINGと表示される場合があります。通貨レートが現地通貨の各組合せに入力され、フォームかレポートに通貨が選択されるようにします。通貨の組合せはすべての混在する通貨の子エンティティと親メンバーに存在させる必要があります。