ダッシュボード2.0のコンポーネントの操作

ダッシュボードはコンポーネントで構成されます。それぞれのコンポーネントには、フォーム、キューブ、別のビジュアライゼーション(チャート、タイルなど)といったダッシュボード・オブジェクトが含まれます。

ダッシュボード・コンポーネントのツールバー

ダッシュボード上のコンポーネントにカーソルを置くと、コンポーネントのツールバーが表示されます。ホバー・ツールバーでは、そのコンポーネントに対してのみアクションを実行できます。

ランタイム環境でのコンポーネント・オブジェクトの操作

• ランタイム環境でダッシュボード・コンポーネントに加えた変更は、次のセッションのために保存されません。また、「表示/非表示」バーをクリックして、ページの上部にあるアイコン・リボンを非表示にした場合も、変更は保存されません。ページがリフレッシュされ、加えた変更は保存されません。

• デフォルトでは、欠落データまたは抑制データは、グラフでゼロとしてプロットされます。「プロットにゼロの値なし」設定を「いいえ」に変更すると、特定のチャート・タイプの欠落データまたは抑制データを無視し、ゼロとしてプロットされなくなるようにできます。この設定が適用されるチャート・タイプは、「面」、「バブル」、「組合せ」、「折れ線」、「レーダー」および「散布」です。プロパティ・パネルで「プロットにゼロの値なし」設定をリセットするには、チャートのタイプ(「面」、「バブル」、「組合せ」、「折れ線」、「レーダー」または「散布」)のタブをクリックした後、「はい」をクリックして、設定を「いいえ」に切り替えます。

• コンポーネントにはデフォルトでフォーム・グリッドが表示され、関連付けられているフォームがフォーム2.0のフォームである場合、表示されるグリッドは書込み可能です。グリッドをチャートに置き換えるには、グリッドにカーソルを置いて、コンポーネントの右上隅にホバー・アイコンを表示します。をクリックすると、チャートのメニューが表示され、そこから選択できます。ランタイム・ダッシュボードを閉じると、ランタイム中に選択したチャートは保持されません。

• ダッシュボードに追加したURLがランタイム環境で機能しない場合は、URLを右クリックし、新しいブラウザ・タブでリンクを開きます。

• ダッシュボードでは、グリッド内で右クリックして、グリッドのコンテキスト・メニューを表示できます:

  • 「編集」オプション: 「切取り」、「コピー」、「貼付け」、「クリア」

  • 「調整」オプション:

    • データの調整: 選択したセルのデータを正または負の値、あるいはパーセンテージ値で増減します。

    • グリッド分散: ターゲット・セルの既存の値に基づいて、複数のディメンションにわたって値を増減する量またはパーセンテージを指定します。「比例」、「均等」または「入力」の分散パターンを選択できます。「分散」を使用するには、管理者がフォーム・プロパティとして「グリッド分散」を有効にする必要があります。

  • コメント: データについて説明したり、背景を提供して、外部ファイルを添付します。1つのセルまたは複数のディメンションをまたぐセルの範囲にコメントおよび添付を追加できます。

  • 変更履歴: セル・データに加えられた変更の履歴を表示します。

  • セルのロック/ロック解除: 他の値を計算して入力している間、セルを一時的にロックします。ロックされたセルにはロック・アイコンが表示されます。セルのロックを解除するには、「セルのロック/ロック解除」を再度クリックします。

  • セルで分析: アド・ホックを動的タブで開きます。

  • コンテキストの適用: マスター・フォームのデータに関連するデータをターゲット・フォームまたはチャートでフィルタします。

• ライン・アイテムの詳細は、コンポーネントが最大化されている場合にのみサポートされます。コンポーネントを最大化するには、コンポーネントにカーソルを置いて、コンポーネントの右上隅にホバー・アイコンを表示します。をクリックし、「最大化」を選択して、ダッシュボード・コンポーネントを拡大します。コンポーネントの操作が終わったら、「復元」をクリックして、ダッシュボード・コンポーネントを元のサイズに最小化します。

• タイル上で「データのリフレッシュ」をクリックするか、グローバルな「データのリフレッシュ」オプションをクリックすると、"点滅"の後にタイルのデータが表示されます。この"点滅"は、リフレッシュされたデータが移入されることを示します。

• 表の表示中には、リーフレベルのメンバーと区別するために親メンバーが強調表示されます。