4 日次および定期資金予測の実行

アプリケーションの設定に応じて、日次、週次または月次レベルで資金予測を実行できます。

ドライバ仮定を設定し、フォームを保存(または、予測や手動入力など、資金予測を導出するためのその他の手法を完了)したら、「ローリング予測」フォームでキャッシュ・フロー予測結果を確認し、追加の分析を実行して調整を加えることができます。

ライン・アイテムの予測は、そのライン・アイテムのデフォルトの予測手法に基づいて計算されます。

資金予測を開始する前に、自分または管理者が「日次実績の処理」 / 「定期実績の処理」および「日次予測の処理」/「定期予測の処理」ルールを実行したことを確認してください。複数通貨を使用する場合は、管理者が追加で実行する必要があるルールがあります。

Note:

複数通貨を使用する場合は、フォームでの複数通貨の使用についてを参照してください。
  1. ホーム・ページで、「日次資金予測」または「定期資金予測」をクリックします。資金マネージャである場合は、垂直タブから「日次ローリング予測」または「定期ローリング予測」をクリックします。

  2. 「サマリー」ダッシュボードを確認します。

    資金マネージャの「サマリー」ダッシュボードには、キャッシュ・フローKPIのスナップショットとキャッシュ・フローを詳しく調べるための対話型チャートが示されます。これには、キャッシュ・フロー期間における資金の健全性を示す複数のKPIが含まれます。また、営業および営業外キャッシュ・フローとキャッシュ・ポジションも示されます。

    コントローラの「サマリー」ダッシュボードには、エンティティ階層内の地域レベルでのスナップショットが表示され、地域内のエンティティごとのキャッシュ・フローを表示できます。コントローラのKPIは地域レベルです。ここから特定のエンティティにドリルダウンできます。

  3. 「ローリング予測」フォームをクリックして、実績、実績と日次/定期予測の比較、および営業キャッシュ・インフロー、営業キャッシュ・アウトフロー、投資活動からの現金、融資活動からの現金に対するローリング予測、期首および期末残高を確認します。このフォームから、日常的な作業のほとんどを行います。
  4. 資金マネージャである場合は、追加の分析と調整を行うために、フォームを右クリックし、次のオプションから選択します。

    コントローラである場合は、追加の分析を行って調整を加えるために、ライン・アイテムを右クリックし、「エンティティ別予測」を選択します。POVから計画するエンティティと通貨を選択し、ライン・アイテムを右クリックして、次のオプションから選択します:

    • ライン・アイテムの詳細別に表示—各ライン・アイテムの詳細を確認します。
    • 銀行別予測—このオプションを使用して、定義済のビジネス・ルールに基づいて銀行別予測を割り当てます。予測が確定されたら、銀行別の予測数値を割り当てられます。銀行別予測を参照してください。
    • 実績の表示「実績」シナリオにロードされた実績を確認します。POVからメンバーを選択して、異なるバージョン、エンティティ、通貨、ライン・アイテムを確認します。「予測範囲設定」で管理者が指定した実績範囲を確認します。
    • 顧客分析ダッシュボード—KPI、DSOトレンド、経過期間分析、実績と予測の比較により、ダッシュボードでエンティティの顧客入金の分析を確認します。
    • 予測手法別表示—日次予測の場合のみ: 予測手法で分類されたライン・アイテム値を確認して、ローリング予測を確認して調整します。このフォームからプランニングと調整を実行できます。詳細は、予測手法別の予測の確認および調整を参照してください。

      Note:

      予測値と調整された値の差を確認するには、「予測手法別表示」で、「調整」行を確認します。
    • サプライヤ分析ダッシュボード—KPI、DPOトレンド、買掛/未払金経過期間分析などにより、ダッシュボードでエンティティのサプライヤ支払の分析を確認します。
  5. 「ローリング予測」フォームで直接、さらに調整を加えられます。
  6. 予測が完了したら、フォームを保存します。