独自の予測方法の作成や、予測期間のプロジェクト勘定科目の値に指定された予測方法の使用ができます。
予測方法へのアクセス
予測方法にアクセスするには:
「勘定科目」を選択して、勘定科目にカーソルをポイントします。
「勘定科目」グルーピング・ラベルから、「勘定科目の予測」をクリックします。
定義済予測方法のデータの入力
実績値
デフォルト通貨単位で定義された実績値のデータを入力します。
成長率
年間または定期的な成長率を入力できます。たとえば、売上高成長率が年10%の場合は、予測期間の入力値として「10」と入力します。
成長率(前年同期比)
前年の同期間と比較した成長率のデータを入力します。たとえば、2003年1月の売上高が2002年1月より5%高い場合、2003年1月に「5」と入力します。
別の勘定科目のパーセント
同じ期間の別の勘定科目(関連勘定科目)のパーセントとして勘定科目のデータを入力します。たとえば、売上原価が売上高の46%の場合、予測期間の入力値として「46」と入力します。
このオプションを選択した場合は、「予測方法」ダイアログ・ボックスで指定した関連勘定科目を指定する必要があります。
注意:
勘定科目の計算時に、指定した関連勘定科目はメイン勘定科目の後に計算されるので使用できない、というメッセージが表示されることがあります。たとえば、資産合計の割合(%)として現金を入力するには、前期勘定科目のパーセントという予測方法を使用する必要があります。
日数
このアイテムが表す日数(通常は売上高または売上原価)として勘定科目のデータを入力します。売掛金と買掛金の予測など、運転資本の残高として使用するのが一般的です。
注:
日数メソッドを使用して予測する場合、「勘定科目の予測」ダイアログ・ボックスで、増大メソッドを選択しないでください。
このオプションを選択した場合は、関連勘定科目を指定する必要があります。これは、「勘定科目の予測」ダイアログ・ボックスの「関連付けられた勘定科目」セクションで指定します。「年間関連勘定科目」オプションは自動的に選択され、「入力周期...」セクションは「年間」に設定されます。戦略モデリングでは、この計算で処理される適切な期間が使用されます(つまり、月次の売掛金は年間の売上高などに基づいて計算されます)。
したがって、「売上日数」で売掛金を予測することを選択した場合、売掛金の残高は予測期間ごとに次のように計算されます。
(日数の入力 / 期間中の日数) * 売上 = 売掛金の残高
回転
このアイテムが表す回転数(1回転する頻度)として勘定科目のデータを入力します。このメソッドを主に適用するのは、在庫予測です。
注:
回転メソッドを使用して予測する場合、「予測方法」ダイアログ・ボックスの「予測」セクションで、増大メソッドを選択しないでください。
このオプションを選択した場合は、関連勘定科目を指定する必要があります。これは、「予測方法」ダイアログ・ボックスの「関連付けられた勘定科目」セクションで指定します。「入力周期...」セクションは自動的に「定期的」に設定されます。このオプションを選択した場合は、関連勘定科目を指定する必要があります。これは、「予測方法」ダイアログ・ボックスの「関連付けられた勘定科目」セクションで指定します。
回転メソッドを使用して在庫を予測することを選択し、関連勘定科目の計算で売上原価を選択した場合、在庫残高は予測期間ごとに次のように計算されます。
売上原価の年間値/回転の入力値
別の勘定科目の絶対倍数
同じ期間に別の勘定科目(関連勘定科目)の絶対倍数として1つの勘定科目のデータを入力します。このメソッドは主に価格/数量の予測に使用します。たとえば、メモ勘定科目(v300)の単位量(100百万単位)を予測し、$50の単位価格(絶対倍数)とメモ勘定科目(v300)の単位量を乗算したものとして収益を計算します。
このオプションを選択した場合は、関連勘定科目を指定する必要があります。これは「予測方法」ダイアログの「関連付けられた勘定科目」セクションで選択します。
別の勘定科目のデフォルト倍数
同じ期間に別の勘定科目(関連勘定科目)のデフォルトの通貨単位の倍数として1つの勘定科目のデータを入力します。このメソッドも主に価格/数量の予測に使用します。たとえば、メモ勘定科目(v300)の単位量(10単位)を予測し、$20百万の単位価格(デフォルトの倍数)とメモ勘定科目(v300)の単位量を乗算したものとして収益を計算します。
このオプションを選択した場合は、関連勘定科目を指定する必要があります。これは、「予測方法」ダイアログ・ボックスの「関連付けられた勘定科目」セクションで指定します。
事前定義済予測方法の選択
予測方法へのアクセスを参照してください。
定義済予測方法を選択するには:
Microsoft Excelの「戦略モデリング」リボンにアクセスします。
勘定科目にカーソルをポイントして「勘定科目」を選択します。
「勘定科目」グルーピング・ラベルから、「勘定科目の予測」をクリックします。
「予測方法」の「予測タイプ」で、ドロップダウンから「標準」を選択します。
注:
フリーフォーム式に適用する「フリーフォーム」タイプを必ず選択します。フリーフォーム式の使用を参照してください。
「予測方法」で、入力データのフォーマットを決定するメソッドを選択します。
定義済予測方法のデータの入力を参照してください。
オプション: 予測する勘定科目が「年次」または「定期的」の場合、「入力」を選択します。この入力項目は、利率などのアイテムを予測するときに便利です。
オプション: 「関連付けられた勘定科目」を選択して、関連勘定科目の出力に使用する値を選択します。
「関連付けられた勘定科目の出力値の取得元」で、関連勘定科目に使用する値を選択します。
「ディメンションの照合」 を選択し、関連勘定科目のディメンションと予測される勘定科目のディメンションを照合します。
たとえば、売上高/製品XX/領域YYのパーセントとして売上原価/製品XX/領域YYを予測するには、関連勘定科目として「売上高」を選択し、「ディメンションの照合」チェック・ボックスを選択します。
オプション: 残高勘定科目を予測している場合は、「前入力期間より遅らせる」を選択します。終了残高や、終了残高の変更を前期間から予測できます。
オプション: 関連勘定科目の値オプションを選択します。
オプション: 「予測入力期間の値」オプションを選択します。
注:
「履歴平均と等しい」を選択した場合、値を入力する必要はありません。
オプション: 「グリッド価格設定の使用」を選択し、「グリッドの編集」をクリックして、このフィールドの入力が変動することを指定し、選択した基準に基づいて契約上の利率を増減できます。グリッド価格設定の使用を参照してください。
オプション: 「別の勘定科目にスプレッド」を選択し、「スプレッド勘定科目」を選択して、入力値を別の勘定科目の出力値に追加し、最終入力値を計算します。
「OK」をクリックします。
フリーフォームの式としての予測方法の入力
フリーフォームの式として入力するには:
Microsoft Excelの「戦略モデリング」リボンにアクセスします。
勘定科目にカーソルをポイントして「勘定科目」を選択します。
「勘定科目」グルーピング・ラベルから、「勘定科目の予測」をクリックします。
「予測方法」の「予測タイプ」で、ドロップダウンから「フリーフォーム」を選択します。
予測方法へのアクセスを参照してください。
「式」に、選択した勘定科目の出力値を計算するフリーフォームの式を入力します。「勘定科目」タブと「関数」タブによって、算術演算子を使用するフリーフォーム式を作成できます。
フリーフォーム式の使用を参照してください。
「メソッドの説明」で、表示する式の説明を入力します。
オプション: 「入力」で、入力データのフォーマットを選択します。フリーフォームの式で使用する入力データは、「勘定科目」ビューまたは「勘定科目の入力」ダイアログで入力します。
通貨
「通貨」に設定されたオプションを使用して入力データを入力します。
アイテム
「単位」に設定されたオプションを使用して入力データを入力します。
パーセント
パーセントとして入力データを入力します。税率の式に有用です。
比率
割合として入力データを入力します。
日数
日数として入力データを入力します。この入力のタイプを選択する場合、入力に別の勘定科目を乗算して、出力値を生成する必要があります。
回転
回転数として入力データを入力します。入力は、出力値を生成する別の勘定科目の倍数である必要があります。
オプション: 「千」や「百万」など、データの「単位」指定を選択します。
「履歴で使用」を選択して、履歴期間でフリーフォームの式を使用します。
たとえば、「履歴で使用」を選択して、履歴と予測で価格x数量として売上高を計算します。
このオプションが選択されていない場合、フリーフォームの式は予測期間にのみ使用され、履歴データは別に入力する必要があります。
「上書きの許可」を選択して、入力フィールドで通貨の上書きを使用可能にします。
入力期間で、選択した入力メソッドを上書きして、デフォルトの通貨/アイテムとして該当期間の値の入力を使用可能にできます。入力メソッドをオーバーライドするには、数値の前または後にシャープ(#)を入力します。
「適用先…」をクリックして「予測方法オプション」ダイアログを表示します。
注:
サブ勘定科目とディメンションの子が表示されます。
必須の勘定科目(適用される新規のフリー・フォーム計算式が含まれる)を選択します。
注:
サブ勘定科目が選択されていて、「子の選択」をクリックした場合、メイン勘定科目と選択されたサブ勘定科目のすべての子が選択されます。個々のサブ勘定科目の子は、そのサブ勘定科目が選択済であるかどうかに基づいて厳密に扱われます。
選択済のすべてのサブ勘定科目について、「子の選択」および「子の選択解除」の各オプションを実行することでその子を操作できます。
「すべてのサブ勘定科目の選択」と「子の選択」の各ボタンは相互に排他的です。
「OK」をクリックして、選択した勘定科目に変更を適用します。
注:
「予測方法オプション」ダイアログで「OK」をクリックした後で、変更を元に戻すことはできません。
「予測方法」ダイアログで「取消」を選択すると、ダイアログがインスタンス化されたときに選択された勘定科目に対する変更のみが取り消されます。
グリッド価格設定の使用
グリッド価格設定では、評価指標に対する企業業績に基づいて利率を増減することで、時間の経過を追って様々な利率をモデリングできます。
グリッド価格設定を使用するには:
勘定科目を選択して「勘定科目の予測」をクリックします。
「予測方法」から「標準」を選択します。
「グリッド価格設定の使用」を選択します。
「グリッドの編集」をクリックします。
「ベースにするグリッド価格設定」で、基準の勘定科目を選択します。
この勘定科目がメジャーのメトリックとなります。
「使用する比較」で、基準の勘定科目との比較方法を選択します。
「調整」で、調整のタイプを選択します。
「価格再設定」で、計算の頻度を選択します。開始期間の利率が調整されます。
「グリッド価格設定」表で、をクリックして行を作成します。次に値を入力します。
この列の百万ドル単位の基準では、勘定科目と同じスケールで基準の値を入力します。
この列のパーセントの調整は、比率への影響を小数として示します。たとえば、比率がポイントの四分の一増加する場合は、.25
を入力します。
削除するには、行を選択して「削除」をクリックします。
順序を変更するには、行を選択し、上下の矢印をクリックします。
「OK」をクリックします。